我が故郷、伊豆半島屈指の海水浴場の白浜海岸が、大量の石に覆われてしまったようである。
どうも、台風並みの大波が続いて、白砂が流されたらしい。
実は、昔は、白浜海岸で水泳をする人はほとんどいなかった。
私が、高校2年生の時に、伊豆急行が開通した。
で、それ以前の話である。
地元では、白浜海岸は遠浅でなく潮の流れが速いので泳ぐ人が少なかったのだ。というより、泳がなかった。
ところが、伊豆急行が開通して、伊豆は観光・観光で・・・開発され、随分自然が破壊されてしまったのだ。
漁業とミカンが主要な産業であったのだが、右肩上がりの日本経済の成長に合わせて伊豆も観光半島に突入したという訳た。
白砂を運ぶのか、石を取り除くのか、大変なことである。
ところで、私の生まれた伊豆稲取も、昔は美しい砂浜であったそうだ。(古い写真を見たことがある)子どもの頃は、港の半分が漁港で半分が砂浜であった。現在は、全て埋めたてられてしまってセメントを流し込んだ港になってしまった。
時間が少々かかるが、自然の力を借りて、白浜が「美しい白浜」になることを念じたい。