写真:《指名手配書》
1月7日(水)のブログに、猫の写真を更新した。
新年会で、元同僚と出かけた、小岩にあるイギリス風パブのカウンター酒場で飼っている猫チャンである。
写真を撮影・更新したからといって、私が猫好きと思わないでいただきたい。
実は、私は、猫を筆頭にペットは苦手なのだ。
ペット類は可愛いと思うが、どうも、死んだ時可哀想なのだ。
弱虫なので、生き物の「死」が怖くて、これまでペットを飼ったことがない。
そのことを断ってから、筆を進める。
新年会の二次会から帰宅。
少々飲み過ぎたので、すぐベットにもぐり込んだ。
夜中の12時を回ったところで、目が覚める。
猫の鳴き声に起こされたのだ。
わが家は、ライオン(ズマンション)の12階。
12階まで、迷い猫が上ってくるなんて、本当にびっくりした。
猫嫌いなのに、今年は、丑でなく猫づいているのかな!
寒い中、数度、ドアをそっと開けて様子を見るが、猫の姿を見つけることはできなかた。
よくもマア、12階まで上ってきたものだ。
翌日、管理人さんにそのことを報告すると、ご近所お宅の飼い猫の由。
「見つけたら、追い払ってください」と。
8日(木) 夜中になると、「ニャアー ニャー」と声はすれど、姿は見えず。
9日(金) 夜中に、猫の声と人の気配がする。急いで外に出てみると、飼い主のご婦人が餌を用意して猫と対峙している。
ご主人様が来ているので、この猫騒動もこれで幕が下りると思ったものだ。
(後で聞いたことがだが、取り逃がして、この時に手を噛まれた由)
10日(土) 夜中に、鳴き声がしなかったので一件落着と思ったが、玄関の植木鉢の土が掘り起こされている。
管理人さん・ご近所さんの話では、また捕まっていないそうだ。
飼い主さんは、猫ちゃんに手を噛まれて取り逃がしたらしい。
今度は、手袋・網等を用意する由。
猫捕獲作戦に参加しようと思ったものだが、皆さんがやっているのでお願いし、静観することにした。
11日(日) 未だ捕獲されていないそうだ。
夜中、1,2度聞こえた鳴き声は、弱々しく聞こえる。
配偶者と、「そろそろ、空腹・餓死が心配だねー」と話し合う。
12日(月) 私が出かけた後、配偶者が、わが家のポーチに段ボールと目刺しを用意した由。
私が帰宅すると、餌を食べていた猫ちゃん、足音で逃げていってしまった。
実は、この猫騒動に関して、わが家で対立が顕在化。
◆捕獲作戦
私 餌でつって、ポーチに閉じ込める強行作戦。
配偶者 少しずつ餌をあげて手なづける。持久作戦。愛情作戦。
◆餌
私 牛乳
配偶者 目刺し (牛乳だとこぼされて汚れるー)
※実はこの目刺しは、私が乾物店に出かけて特別に購入したもの。「猫にあげる のなら、スーパーの安価なものにしてくれー」と苦情を言う。
◆餌の量
私 もっとたっぷりあげる。
配偶者 少しずつあげて、手なずける。
etc なかなか作戦が統一しない。
さて、この先、どうなるのやら?
「猫はコタツで丸くなる」と歌にありますよね-。
この寒空の下で1週間、ライオン(ズマンション)の家で、餌も見つからず、さぞ空腹でしょうねー。
たった今、飼い主さんとの電話で、次のことが判明。
◆猫を捕獲する装置を区役所問い合わせたところ、本区ではその準備がない由。
◆この子猫ちゃん。実は・・・実は・・・
飼い主の気持ちを裏切って、出来ちゃったニャンだそうです。
この子猫ちゃんは、こちらのお宅で飼っていた大事な母猫ちゃんと、氏素性も分か らない野良猫ちゃんとの間に生まれた由。
飼い主さんは、泣いちゃったそうです。
この飼い主のお宅は、庭付きの大邸宅。
この子猫ちゃん、部屋の中で飼いたいのだが、ご主人様に遠慮をしてなのか、野 良の血筋のためなのか部屋に入らないそうだ。
父親のように野良の生活そのもの庭を走り回って家族になじまない。
それでも、「可愛いんですー。可愛がろうとすると逃げるんです・・・」と、寂しそうな
電話での声。
以上、猫嫌いなライオン(ズマンション)の家に迷い込んだ子猫の今日までの顛末。
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