今週、○○区教育委員会の教育相談研修会の講師で出かけます。
対象は、小学校教員30名、中学校教員5名の由。
教育現場先生方に、教育臨床の実力向上のヒントになるようなお手伝いができたらと予習を進めています。
少し古い一冊を読んでいます。
18年前の出版当時、評判になっていたような記憶が少し残っているように思います。
中村雄二郎著
『臨床の知とはなにか』岩波新書
1992年1月21日 第1刷発行
科学に代表される〈近代の知〉は大きな成果を生んだ。しかし今日、その限界も指摘されはじめている。人間存在の多面的な現実に即した〈臨床の知〉が構築されねばならない。本書は、人間の知のあり方に新たな展望を開き、脳死や臓器移植などの医学的臨床の問題にたいしても明快な視点を提供する。