法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

〈厚労省〉レバ刺し規制。 私は反対!

2011年07月06日 18時39分15秒 | 日乗

厚労省では、先の焼き肉チェーン店での集団食中毒を受けて、ユッケだけでなくレバ刺しも規制の検討に入るそうでありますなー。

食の安全については大事だと思いますが、規制をして食べられなくなるのは反対、大反対であります。

レバ刺しは、たまに頂きます。
大蒜醤油でいただくあの味は忘れられません。

大量販売の儲け主義の商売形態であるチェーン店ですから、食中毒も大ごとになるのです。
調理者の責任も不明確になる。

私が通う、あの親父が仕入れたあの親父の店のものなら大丈夫なんですよ。
何故なら、親父は万一のことがあったら店は潰れます。責任重大です。

実は、この問題の背景には大事のことが横たわっている気がします。

戦後、自民党政治は、日本中の小売り店をつぶしシャッター通りを作ってしまいました。
大手のスーパーやチェーン店が全国展開し、消費者は綺麗なお店で便利な買い物ができるようになりました。
でも、そのツケは大きいですね。
商店街が壊れ、地域が壊れ、人間関係も壊れてしまいました。
若者は職を求めて都会に出てしまい、田舎は活気のない老人の町になってしまいました。

例えば、伊豆の私の田舎も、たくさんあった魚屋がほとんど閉店してしまいました。
現在は、魚も、スーパーで購入。
子どもの頃、季節毎に食卓を賑わしていた地元の魚を食べることができません。

食は、基本的にローカルが良いですね。
生産者と消費者の距離が近い関係。
そこから、安心安全な食文化が構築されていました。

イベリコ豚など食べたくもありません。
日本でイベリコ豚を食べるっていうのは、堕落した食文化、資本主義の行きすぎ、金持ちの欲望です。

身近なエリアで季節のもの食材を、皆でシェア-していただく。
これが、本物の食文化だとおもいませんか?


あの親父の仕入れたレバ、親父の作ったレバ刺し。
食べても大丈夫なんですよ。
親父は、いつも新鮮なレバしか仕入れをしませんから。
食中毒を出したら店は潰れます。
親父は、真剣ですし、命がけです。

それが、責任と信用というものです。

安全は、厚労省が決めるものではありません。
安全は、親父と私の関係のものだと思うのですよ。


話しは飛びますが、戦後、どの分野でも「責任」「信用」ということが衰退しましたね。

例えば、原発事故。政府・行政・専門家といわれる学者が安全安心そして安価な原発といっていたのが、この体たらくです。

だれも、責任をとっていませんね。
どうして、東京電力を潰さないのでしょうかねー!

「安全」「安心」「責任」「信用」
もう一度、日本人がしっかりと考える重大事ですね。

 

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第6回 サラダ記念日・短歌くらべ

2011年07月06日 15時14分23秒 | 日乗

『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

懐かしいですね。
俵万智さんの第一詩集『さらだ記念日』河出書房新社が発行されたのは、1987年5月でした。
当時、ずいぶんマスコミにもとりあげられ、ご本人も出演していたことを思い出します。

読売新聞主催 キュピー協賛
第6回「7月6日はさらだ記念日」短歌募集の発表がありました。
           ↓
http://www.yomiuri.co.jp/adv/tanka/2011/select3.htm

今年の最優秀賞

おもいきりケンカをしたいもう一度ポテトサラダのみかんのことで
 
青木 早苗 さん(群馬県)
【選評】
他愛ない理由でケンカができるというのは、実はとても幸せなことなのです。それは失ってはじめて気づく幸せ。ポテトサラダにみかんを入れるかどうか、というケンカの種がとてもリアルです。倒置法で、いいさしのまま終わる結句にせつない余韻が残ります。

 

私は、俵さんの次の作品が好きです。
猛暑の毎日、この短歌をちょっと声をだして読んでください。

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ  

もうすぐ(?)、こんな季節のくるのを楽しみにしましょう。

猛暑の毎日です。
皆さま、健康管理にご留意ください。

 

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