昔、孤高の画家・島野十郎の作品を見たことがある。
薄らいだ記憶をウィキペディアの記事と重ねてみると、
1988年(昭和63年)目黒区美術館で開催された展覧会に出かけていた。
間違いない。
その写実と、画壇とも交わらないで独りキャンバスに向かった生き方に、ひれ伏してしまった。
今日、偶然に手にした日本経済新聞の記事で、久留米の石橋美術館で開催されている「島野十郎 里帰り展」のことを知った。
懐かしい。
島野十郎のことはTVでも放映されることがあるので、ご存知の方も多いと思うが、もし見ていないようでしたら、下記アドレス(ふくおかサポートねっと)で何枚かご覧になれる。
ぜひ!クリック
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http://www.fukuoka-support.net/pre1106.html
島野十郎のことば
「生まれたときから散々に染め込まれた思想や習慣を洗ひ落とせば落とす程写実は深くなる。写実の遂及とは何もかも洗ひ落として生まれる前の裸になる事、その事である」
枕元にあった遺稿「ノート」から