今日は、終戦記念日でした。
TV・ラジオ・新聞etcで、特集を組んでいました。
(大義名分・理由・説明は何であれ、戦争はいけません)
ボクの思います。
安保法案を成立させアメリカと一緒に自衛隊を展開させれば、
アメリカの敵は、日本の敵になるということです。
また、武器を持てば、ヒトはそれを行使するのは当たり前のことです。
銃規制のないアメリカでの、銃による殺傷事件が証左です。
憲法の平和主義を、世界に発信すべきです。
安倍首相首相の積極的平和主義には、反対です。
70年前の昭和20年8月13日
伊豆稲取にも、米軍機14機によって多くの町民が犠牲になりました。
先程、地元の八代さんからのフェースブックの情報で、
YOU TUBEに「稲取大空襲」を更新してくれた由。
内容の後半は、地元の郷土史研究家岡田さんのお話です。
このお話は、カウンセリング研究会【くりのみ】伊豆稲取ワークショップの時の講演記録です。
会場は、伊豆稲取のボクの生家です。
YOU TUBEで、「稲取大空襲の記録」で検索してください。
ボクは、稲取大空襲の8月13日は、生まれて1ヶ月。
母は、ボクをねんねこで背負い、山の親戚に避難したそうです。
後年、母は、「あの真夏に、冬のねんねこで、よく死なずにすんだねー」と笑っていました。
母も慌てたのか?ねんねこの方が安全と思ったのか?
昭和20年の夏は、「熱中症」なんて日本中誰も知りませんでしたよネ(笑)
地元の八代さん、岡田さん、ありがとうございます。
先日、先輩のNさんから電話をいただいた。
Nさんは、【落穂拾い】をよんでいただいている素敵な読者のお一人です。
先日の電話の内容は次のような内容でした。(要旨)
「くりのみさんから、【落穂拾い】や浄土真宗の資料を送ってもらっています。
ありがとうございます。
私(Nさん)は、どうしてもキリスト教や仏教や宗教を信ずることができません。
浄土真宗も親鸞さんも信じる気持になれません。
ですから、これからの資料送付はこ辞退したいと思います。
キリスト教も仏教も、愛とか慈悲とかを説きますが、
戦争は終わりませんし、格差は広がっていますし、貧富の差も大きくなるだけです。
宗教は、無力だと思います。
ですから、私はこれからも無宗教で人生を閉じたいと思います。
家族にもそのように伝えて私の葬式も簡素で良いと伝えます」
先輩のNさんのご指摘の通り、無力の面もあります。
即ち、一方(目に見えるモノ・コトに関連するところ)では無力ですが、
他方(目に見えない物語・ヒトの根柢に関するところ)では、無力とは言えません。
もし、無力なら、とっくにキリスト教も仏教も滅亡していたでしょう。
ところが、キリスト教も仏教も、国を超え時代をこえて繋がってきています。
さて、最近読んでいる亀井勝一郎の『我が精神の遍歴』旺文社文庫(178ページ)の中に
先輩Nさんとのテーマに重なる文章を見つけましたので引いておきます。
釈迦族の滅亡に際して、何事もなしえなかった釈迦牟尼、
ローマの強大な政権を微動だにさせることのできなかった耶蘇、
我々はこの二人の政治的に無力なる敗北者を知っている。
耶蘇はその弟子にさえそむかれて、ただひとり十字架にのぼった。
また親鸞のことを私は思い出す。
彼は当時の宗権たる南都北嶺より追放され、はなはだみすぼらしくただひとり越後へ流刑に処せられた。
もしこのとき、親鸞が徒党を組んで、政治的反抗を試みていたならば、
おそらく彼の名は今日まで伝わらなかったであろう。
しかし釈迦族を滅ぼした軍事力も、耶蘇を殺したローマの強大な権力も、
親鸞を罰した宗権もことごとく滅び、
ただひとり無力であった釈迦、耶蘇、親鸞の生命は今日に不滅である。
精神の完璧な単一性だけが、永遠の生命を得る。
一粒の麦地に堕ちて死なずばである。
そして、この単一性は、信仰によるその自己否定を通して確立されるのである。
これが宗教的人間の唯一の存在形態なのだ。
精神の真の面目がここにある。
政治的には完全な無力の敗北者、
おそらくその当時の人からは嘲笑無視されたにちがいない単一の生命が、
永遠の生命を得るということ、
それを今日まで伝えたこと、
これが人類の具現した最大の奇蹟にちがいないのだ。
「歴史的快挙!」ですネ。
先程、webのスポーツニュースで錦織圭の快挙を知りました。
男子テニスツアー・ロジャーズ・カップの準々決勝。
錦織圭が、BIG4の一人スペインのR・ナダルに6-2, 6-4のストレートで勝利しました。
これまで、BIG4の中で、唯一勝てなかったのがナダルでした。
ボクが生きている時代は、「日本選手はBIG4には勝てない」と決めつけていました。(笑)
たぶん、数年前まで、ほとんどのテニス愛好者は同様な思いをもっていたと思いますネ。(笑)
野茂さんが大リーグへの道筋をつけたように、
三浦カズさんがサッカーで世界への道筋をつけたように、
etc
そして、今、錦織さんが、テニスで世界トップの道筋をこじ開けています。
錦織圭の次の相手は、イギリスのA・マレーとフランスのJW・ツォンガの勝者。
ボク的には、強力サーブのJW・ツォンガとの対戦で錦織勝利を期待します!
この大会で優勝して全米を制したら、「国民栄誉章モノ」ですよネ!