法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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里村専精師 「浄土真宗にようこそ」 No65

2016年11月01日 22時55分48秒 | 里村専精師の言葉

里村専精師の「浄土真宗にようこそ」No65をお届けします。

仏道の目的は、一切衆生に仏果をもたらすことです。
しかも、その仏道は仏道から始まったものです。
大切なことですが、こういう所がおろそかになっています。
私に学ばれる仏道ですが、私にやって来る仏道なのです。
それは言わば「無漏」の行なのです。
「南無阿弥陀仏」も、何処から来たかと問えば、それは「無漏」の行です。
別の言い方では、「法界等流の法」なのです。
自分より小さな名号が、仏道の筈がありません。
が、実際には名号は、我々よりも大きな大行なのです。
念仏を唱和できないという人は、名号を自分より小さなものだと考えています。
けれども、私たちの百年の寿命に対して名号は永遠の歴史を孕んだものです。
それを本願の名号と、きちんと区別してきているのです。
世間の、何処にでも名号は行き渡ります。
が、その偉大な行を知らないとなれば、それは由々しい問題ではないでしょうか。
誰だって凡夫ですが、
その誰だってを仏道に起たせようという本願が名号の父母です。

無漏が無漏のままに、私たちの日常に語りかけている。
そういう仏道を、七祖の歴史は語っています。
世親の「浄土論」と「唯識の論」は、接点が無いかのようですが…。
実は仏道実現の要点は、実によく調和しています。
信の成就と、菩薩の仏道実現は、実は内容的には酷似しているのです。
そういう背景を教えてくれる学びがあります。
安田理深先生の著作の数々は、素晴らしい仏道の真実を語り尽くしています。
我々現代の人々にまでやって来ている仏道を、確実に見つめたいものです。

《聞者くりのみ》が関係している学習会です。
ぜひ、お出かけください。

◇カウンセリング研究会【くりのみ】
  *主宰しています。
◇「歎異抄」うたと語り合い      *同人として参加しています。
◇(願海庵)やさしい仏教塾      *同人として参加しています。

日程はコチラから。
   ↓
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~kurinomi/calendar/calendar.htm

どなたも参加できる楽しいサンガです。

 

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