AERA No48 福岡伸一さんの記事から。
福岡さんは、精神科医の斎藤環さんが取り組まれている
「オープンダイアローグ」について説明してくれています。
オープンダイアローグとは、
フィンランドの病院で1980年代から実践されてアプローチで、
毎日、一定時間、対話を中心とした統合失調症の治療法の由。
福岡さんは、「妄想はモノローグによって強化され、
ダイアローグ(対話)によって解消される」という
斎藤さんの言葉が印象に残ったと記しています。
「対話」による治療法は特別新しいものではありませんが、
どのような「対話」が実現するかが重要ですね。
カウンセリング研究会【くりのみ】は、
発足以来、ずっと「対話」を大事にしていきました。
実は、「対話」より、
蓮如上人が遺してくれた「談合」という言葉が素晴らしいと思うのですが、
最近は、「談合」というと
“土建屋さんの悪だくみ”のような意味での使用ですから、
本当に残念です。
「談合」
良い言葉だと思いませんか!
「談合」を楽しみに、【くりのみ会】にお出かけ下さい!
午前中、「浄土三部経」読誦の後、
NHK・TVで、参院TPP特別国会の中継を見ました。
次期トランプ米大統領がTPPに反対している訳ですから、
日本が、先頭に立って早期発効を主導するのも茶番だと思うのですが…
マア、安倍政権は、モノ・カネ至上の政策で、
TPP法案を無理矢理に進めてきましたので、止められないのでしょうね。
安倍首相は、「厳しい状況になってきたことは率直に申し上げて認識している」
と答弁していましたが、
安倍政権の責任問題でしょう。
ボクは、TPPは、ずっと反対でした。
グローバル経済・自由貿易は、
結局のところ富めるモノのところにお金が集まるシステムでしょう。
自由貿易を支持する方々は、保護貿易を目の敵にしますが、
自由貿易か?保護貿易か?の二者択一ではなく、
もっと柔軟な対応があるはずです。
仏教には、「中道」の教えがあります。
富めるモノが総取りをしないで、
皆が、程々に生活でくるような社会が良いですね。(笑)
日本は、安倍政権が大企業を後押して、
貿易拡大、原発輸出、武器輸出、自衛隊の海外派遣…
といった景気の良い拡大路線から、軌道修正するチャンスだと思います。
経済・生活水準は今よりは低くなり、
贅沢もできなくなるかもしれませんが、
世界にはスイスのような国もあります。
戦争を喜ぶのは、
軍需産業と一部の軍人でしょう。
経済・生活水準が少しばかり下がることは我慢しますヨ。(笑)
平和な日本・平和な地球丸を実現してもらいたいものです。
*ボクは、安倍晋三氏の政治・政治手法を支持していません。(笑)
ではありますが、話題になっている一冊とのことですから、
図書館で借りてきました。
山口敬之著 『総理』 幻冬舎
読後も、安倍支持には変わりませんでした。(笑)