法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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無住々忌

2016年12月25日 22時51分02秒 | 日乗



今晩、新小岩の専福寺様で、無住住忌が営まれました。
無住号さんこと、星野清藏師。
明治21年新潟県長岡生まれ。
大谷大学卒後、藤沢中学校・東京千代田女専にて教鞭をとる。
昭和5年出家。
昭和7年、香牙精舎道場・東京求道会専門道場を開いて有縁の人々を化導する。
その後全国を行脚。
良寛禅師を讃仰し、50歳を過ぎてから自然の美に驚き、筆をとり独特の画境を開陳する。
群馬県円福寺の住職になりし頃より、『教行信証』『正法眼蔵』等を講じる。
無住々散人と号す。
昭和37年12月30日。藤沢の寓居にて逝く。享年73歳。

星野清藏師の言葉。
坐ったまま井戸を掘るということは、自分が今ここにこうして生活している、
その上にそのまま、打ち任せて行く姿、
それがまた一念帰命ということです。
「私は、一念帰命していますよ」というてるようなことじゃなく、
もう、有とも無とも言わんでも、打ち任せて行く、
広大無辺の力の前に跪いて時々刻々に跪いて行く姿が、
「尽十方無礙光如来に帰命する」と、こういうんですね。
「阿弥陀仏に南無し奉る」ということなんです。
そのほかに、なにものもあり得ないのです。

コメント (2)
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