先日、ボクが主宰している法音道場(学習会)では、
毎回『教行信証・総序』の音読をしていることを紹介しました。
併せ、音読用プリントを更新しました。
『顕浄土真実教行証文類』の親鸞さまの真筆は、
元は、親鸞さまの門弟である性信を開基とする坂東報恩寺が蔵していました。
一般には「坂東本」と呼ばれています。
戦前、報恩寺より託されて、
当時の浅草別院(現在の東本願寺)の金庫で所蔵でしたが、
関東大震災の時浅草別院が焼け落ち、金庫も火災にあいました。
しかし、金庫が自然に冷める時をまって解錠したところ、
表紙から数枚が焼けてしまいましたが、ほとんどが大丈夫でした。(↑写真)
すぐに解錠した場合、
酸素が入ってほとんどが焼失してしまうところでしたが、
危うく難を逃れました。
本当に、ありがたいことでございます。
学習会では、総序の後、『正信偈』の読誦をしていいますが、
メンバーの皆さん、真筆本(コピー)で読誦しています。
メンバーのお一人の佐◇さんは、書写を励んでおります。
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