昨日、鷲田清一さん著作を読みたくて、『おせっかい教育論』を図書館から借りてきたことを更新しました。
その続きです。
鷲田清一さんの言葉。
「まなび」というのは知識の習得ではない。
人に何かを諭されることだ。
口で、ではない。
その人のふるまいや佇まいに諭される、そういう経験のことである。
諭されるという言葉が硬ければ、ベルグソンにならって、だれかとの出会いのなかで自分が「打ち開かれる」経験だと言ってもいい。
先師・五十嵐正美先生が教えてくれた言葉。
ある国立病院院長さんから聞いた言葉だそうだ。
「教育に、“効率”と“競争”を持ちこむと学校は衰退する」と。
30年以上も前に教えてもらった言葉だが、教育を考える時には今でも大事にしている。
組合色の強い大阪の教育改革を橋下さんが目指すのなら応援もしたいが、市場原理や懲罰や政治介入を旗印の改革には賛同できない。
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