東京電力福島第1原発事故当時の現場の責任者・元所長の吉田昌郎(よしだ・まさお)さんが
9日午前11時32分、食道がんのため都内の病院で死去したそうです。
58歳。大阪府出身。
本当に、ご苦労をされたことと思います。
ご冥福をお祈りします。
事故当時の出来事を一番承知している吉田所長には、
しっかりとその時の様子を話してもらいたかったですね。
残念ながら我が国では、都合の悪いことは、魔の手が伸びて隠蔽されてしまう感じがします。
吉田所長が退くときもそのような印象でした。
他国のことがよく見えるのかもしれませんが、
サンフランシスコ国際空港での着陸失敗をしたアシアナ航空ボーイング777旅客機事故。
米運輸安全委員会(NTSB)の対応などは、随分、オープンな感じがします。
どのような事件・事故の場合でも、今後の対応・対策のためには、
当事者の生の感想・報告が大事にされるような精神的な風土が大事にされることを念じます。
日頃から、TVや大新聞の報道の「偏向」に疑問を覚えています。
一例です。
男子プロゴルフ。
優勝者よりも、予選通過ができなかった若手選手の報道に比重がかかったり・・・
一例ですよ。
私も、若手選手の活躍を念じる一人であります。
でも・・・・
さて、もう一つの、ウィンブルトン。
車いすのの部。男子ダブルス。
国枝慎吾選手とフランスのステファン・ウデ選手がのペラが、
第2シードのフランス選手とオランダ選手ペアに、
6-4 6-2で下して、7年ぶりの2度目の優勝を果たしました。
素晴らしいニュースです。
どうして、もっと大騒ぎしないのでしょうか!
どうでもよい映像を繰り返し流すのは止めにしてもらいたいです。
国枝選手の快挙!
!繰り返し、映像をみせてもらいたいです。
本日、原発再稼働に必要な安全審査の受け付が始まりました。
東京電力福島の後始末も、原因解明もできていない現状で、企業の経営的な視点だけで再稼働するのは、大問題です。
また、現在も、福島の十数万人の人々が自分の故郷に戻ることができていません。
医師の鎌田實さんが、福島第一原発20㌔圏内に入ったそうだ。
また、チェルノブイリ原発にも何度か出かけた経験のある鎌田さん。
「全国の原発で使われた使用済核燃料の処理も、世界的な問題になっている。こんな心配を抱えながら、さらに原発を推進するなんて、ちょっと信じられない。」
と、ブログで更新しています。
↓
http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/542-b48a.html
参議院議員選挙期間中です。
「経済」も大事ではありますが、
我が日本国のエネルギー政策をキッチリと議論すべきだと思います。
私は、原発の再稼働に反対です。
40歳の頃、初めてフランスに出かけました。
シャルルドゴール空港から電車で北駅に到着しました。
一番の印象は、北駅構内、駅前の老人の多さでした。
その翌年から、イギリス・オランダに出かけた時も、
ターミナル駅の老人の姿でした。
この数年、日本でも、老人が急増です。
そういう私も、老人に突入ですが・・・(笑)
本日、午後、国会図書館に出かけました。
その地下鉄車中のスケッチ。
見た感じで80歳代の男性。お爺さんですね。
見事な手さばきで、スマートフォンを操っていました。
ところが、突然、楊枝のようなもので頭を始めました。
見ていると、今度は、その楊枝の反対側を使って、
歯の手入れを始めました。
やめてくれー!
ご近所のJR駅でのスケッチ。
地下鉄車中の老人より年長のお爺さん&お婆さん。
見た目では、90歳を越えているかな・・・?
そのお二人さん。
若者よりもしっかりと手をつないで改札口に入っていきました。
ラブ・ラブ!
このJR駅。
大学に入学した頃、よく使っていた駅です。
随分、様変わりしました。
駅前のアーケードも、昔からのお店は閉店して、チェーン店が多くなりました。
それと、乗降客も多国籍になりましたね。
そうは言っても、老人の姿が多いです。
参議院選挙もはじまりました。
老人にとって、住みやすい日本国になるのか?
住みにくくなるのか?
老人の仲間入りをした私も、選挙の結果が心配になります。
エジプトで、軍による事実上のクーデターが起きました。
クーデターで大統領の座を追われたモルシ氏を支持する勢力と、軍主導の暫定政権支持派との衝突も心配されている状況です。
エジプトといいますと、お恥ずかしいですが、四大文明の一つのエジプト文明誕生の地、スエズ運河、ピラミッド、スフィンクス、ツタンカーメン・・・程度の理解です。
さて、今朝の毎日新聞・東京新聞の記事が、現在のエジプト理解の一助になりそうです。
◆毎日新聞・朝刊の「金言:抑制の知恵=西川惠」の記事によりますと、
エジプトの皆さんは、おおらかな国民性の持ち主の由。
今回のことについても、温和な人でも我慢の限界を超えれば怒るとありました。
◆東京新聞朝刊【コラム 筆洗】の記事によりますと、
エジプト軍は、単なる軍隊ではなく、軍需産業・建設業・食品加工業などあらゆる分野の企 業を経営しているそうです。
また、アメリカから、イスラエルとの友好を条件に、年一千億規模の軍事援助があるそうで す。
今回のエジプトでけでなく、世界各地の紛争・戦争は、既得権益の拡大・維持が大きいですね。
仏教的にいえば、根っこは、人間の欲望です。
具体的には、昔も今も、頭の良い人・金持ち・・・のような方々が、世界を乱しているように思います。
親鸞さんの和讃
「よしあしの文字をもしらぬひとはみな
まことのこころなりけけるを
善悪の字しりがおは
おおそらごとのこたちなり」
が浮かんで来ます。
諏訪中央病院の鎌田實さんのブログで拾った言葉です。
鎌田先生は昨日のブログ「一日一冊」で、
ピーコ著 『ピーことば』 主婦の友社 を紹介していました。
鎌田先生は日頃から、ピーコさんの辛辣で核心をついた言葉に共感していたようです。
本書のなかで、更にその感を深くしました。
「ガラスも陶器も割れるのよ。人も死ぬのよ」
「自分の幸せって、人の幸せがあってこそ成り立つもの」
「欲が先に立たない生き方ができると、すごく楽になる」
「自分も大事だけど、人の役に立つことをしなければ穏やかな気持にはなれないの」
ピーコさんの言葉、しかりと“日本のココロ”を腹にすえて表現している感じがします。
ピーコさんの著書を、区立図書館に予約しました。