山本幸久の「カイシャデイズ」読んだ。既読の「渋谷に里帰り」と同じくサラリーマン社会を舞台にした作品。適当にユーモアとサラリーマン社会の悲哀と皮肉を交えて書かれた大衆秀作。
舞台は飲食店の内装を手掛ける会社ココスペース。主人公は営業部のリーダー、アラフォーの高柳憲一。唯一の同期社員、江沢は大手コーヒーチェーンの内装を担当し、会社全体の売り上げの20%を占める優秀社員。一方、高柳は個人経営の店の受注が中心で売り上げでは同期にかなり水を開けられているが、部下からの人望が厚い。緩々で酒飲みオヤジサラリーマンにイメージだけど、憎めないキャラクター。
高柳の部下の隈元、石渡、篠崎、小田、橋本と個性派キャラクター揃い。社長の巨瀬もひょうひょうとしたキャラクターでちょっと笑える。
ココスペースは40人規模の会社。この業界としては中堅規模かなあ。店のデザイン考えて、図面引いて、実際に建てる。夢のある仕事。今更無理だけど、才能があれば、こういう仕事もやってみたかった。大手商社マンが退職後、隠れ家的な大人のカフェも開いたのはいいけど、1年半で閉店した話。世の中、甘くないということだねえ。
スラスラと読める作品。表紙はココスペースの作業着ジャンパー!
昨日は昼から久しぶりに銀座に出掛けた。詳細は後日。
GW中、同僚Sに子供が生まれた。今日は病院に行ったり、役所に行ったりで日中、外出らしく、バックアップ要か・・・。多忙だ。落ち着くまで、バックアップ考えておかないといけないし、大変やな。2年前に再婚したことは知ってたけど、子供ができたというのは初耳。ちょっとしたサプライズ。久しぶりにめでたい話!45歳から子育てかあ。こりゃまたシンドイな。