my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

3びきねこさんのそりあそび他

2014-01-21 15:41:39 | ひらきよみ(読み聞かせ)

先週の金曜日は、3学期の読み聞かせの初回でした。
私の担当は1年生、3冊の絵本を読んできました。

1冊目。

こどものともセレクションとして単行本になったこともあるようですが、
私が持っているのは「こどものとも2000年1月号」。
娘が小さい時にこの「3びきねこさん」シリーズが大好きで、
何度も何度も寝る前に読んだ思い出の絵本です。(過去ログあり)

今の季節に合う絵本、何かあるかなーと家の「こどものとも」の棚を
見ていて、久しぶりに手にとって読んでみたら、なかなかいいのでは、と
思い、読んでみました。

お話の山場は、貼紙を見つけた3びきが、うさぎのおばさんの家へ
不用になった古いそりをもらいに行くのですが、先を越されてしまい
がっかりするところでしょうか‥(笑)。

1年生の反応は、と言いますと‥。
3びきが無事そりをもらえるかどうか心配しているような気配が
伝わってきて(とても集中して聞いていてくれました)、いけずないたちくんが
誰にもそりを貸さずに一人でしゅうしゅう滑っている場面では、その先の
なりゆきを見守っているようにも思えましたが、ほんとのところは
どう思って聞いていてくれたのでしょうね。
(最前列の男の子は、ちょっと長かった~と言ってました。7分半くらい
あったので、1年生には長いと感じる子もいますよね‥)


2冊目は、うまどしにちなみ、この絵本を読みました。


来月、単行本として発売されるようですが、私は、「かがくのとも2011年4月号」を
持っているので、それを読みました。(前に2年生のクラスで読んだ時の過去ログあり)

  じぶんでいうのも なんだけど
  うまは かっこいいよね
  うん ほんとうに かっこいい

  そうおもわない?


と、のっけからいきなり馬がそう言うと、

  ああ
  たしかに そうおもうよ
  なかなか かっこいい

  それに‥

  おまえ
  おれに にているよね


と、横から椅子がそうこたえるのです。

そして、次々に「似ている」箇所を挙げられて、最初は「全然似ていない」と
否定していた馬も、最後には「ぼくときみ、ほんとに同じだね」と興奮ぎみで
言うのですが、椅子はあくまでもクールに、「同じじゃないよ、似ているだけ」と
答え、お話は終わります。

馬の側に立っているはずの1年生は、そうだねたしかに馬と椅子は
おんなじだよ、と思いかけたところで、同じと似ているは全然違うと
椅子から突き放され、あれれ???となってしまったように見えました。
気持ち的には混乱させられたと思いますが(笑)、なんとなくおもしろかった
という気持ちも一緒に残ったかなーと思っています。


すこしだけ時間が余ったので、3冊目も読みました。



お話は短いのですが、暖かい気持ちがこめられたとても良い絵本だと思っています。
(こちらも過去ログありました)
冬眠してしまうので、色々な楽しいパーティを一緒にできないクマくんのために、
ともだちが様々なものを持ち寄って次々にクマくんの家のチャイムを鳴らすのも、
そのたびにクマくんがびっくりしたり、あっけにとられたりするのも、おもしろいです。

(余談ですが、私は、この絵本の最後のページ‥ともだちが皆帰ってしまって
クマくんが長い眠りに入るところの絵が、あまたある絵本のあまたある絵の
中でベスト5に入るくらい好きだなーと思っています。
降り始めた雪が、クマくんの顔に降りかかっているように描かれているのですが
幼いころからこういう絵の絵本を楽しめるということ、こういう絵の絵本を
作る人たちが居るということを知って、当時の自分がすごく感激したことを
今でもよーく覚えています。)

次回の読み聞かせは、4年生のクラス。
初めてのジャンルの絵本に挑戦してみようと思っているところです。



 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする