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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

わたしのたからもの

2017-05-22 16:39:34 | 好きな絵本

週末から始まった、大野八生さんの『庭とアトリエ』展@ギャラリーらふと


※画像は工房からの風サイトよりお借りしました

こちらのページでギャラリー内の様子を見ることができますが、ほんとに
素晴らしい展示でした。
特にね‥ガラスのフレームに入った絵は両面から見ることができて‥
うらおもてうらおもてと返してタイトルを見て‥ぐっとくるしかけ?になってます。



大野さんが手掛けた絵本が何冊も置いてありまして、私は今回その中から
今年1月に出版されたこの絵本を買いました。



某販売サイトには、編集担当からのおすすめ情報として、このような記述が!

植物に関する確かな知識に裏打ちされた内容はもちろん、大野八生氏の好感度の高い
イラストは、
眺めるだけでも(!)、十分に自然と親しんだ気分にもなれます。

たしかにその通りなんですけどね。
でも、それだけじゃないですよもちろん。

絵本の構成といいますか、組み立て方といいますか‥四季を通して楽しめるように
なっている植物絵本は、今までにもいろいろあったし、ステキな絵を眺めているだけで
満足というあまり実用的でないようなものを買ったこともありましたが。
この『庭のたからもの』は、構成が実に素晴らしいと思うのです。そしてとても
わかりやすくポイントをおさえてあるのです。

目次はないのですが、各ページのタイトルを並べてみますと‥。

春いちばんの黄色の花たち
クローバーをさがしにいこう
ハーブをもっと楽しもう
ツツジのみりょくをしる
植物をもっと元気に
薬味を育ててみよう
夏の収穫を楽しむベリーガーデン
真夏の夜にかおる花たち
春をまつ秋植えの球根
秋の実りを観察しよう
街路樹を見にいこう
クリスマスをいろどる植物
冬の庭観察
スミレからの春のたより

ね? タイトル読んだだけで、この絵本を手にとってページを開いてみたくなりますよね。
ささやかな自分の家の庭やプランター目をむけて、慈しみたくなりますよね。
なんでもない道を歩いたり、公園の木の根元を見たり、空を仰いだり、空気の匂いを
かいだり、やってくる次の季節を楽しみに思ったりしたくなりますよね?

(ちょっとおおげさだけど)生きてることって、いいな、わたしのじんせいもいいなと
思えてくるから不思議です。


表紙の画像をあらためてみると、季節の植物と子供たちで大きなリースになって
ます。裏表紙はどうなってると思いますか?教えたいけどヒミツです。



最後に、昨日のらふとのお庭の写真を載せておきます。
大野さんと庭人さんが丹精されているお庭です。





コメント
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