3月は失速というか、いつものペースに戻ってしまい、
映画館で観たのは2本、家でテレビ録画と、WOWOWの
オンデマンドで1本観ました。
@ユナイテッドシネマ浦和
予告を観てずっと気になっていて‥久しぶりに妹と
一緒に観てきました。
自宅3階から転落死した夫は他殺なのか、自殺なのか、
それとも事故なのかー。
疑われているのは妻で、重要参考人は目に障害を持つ
11歳の息子。すべてを知っているのはこの家の犬だが
彼はしゃべることができない‥。
法廷で、誰に罪があるのかを争い、様々な人が証言し、
判決が出るのだが、なんだかすっきりしないし、
カタルシスが得られない。それは画面のこちら側で
行く末を凝視していた私たちだけでなく、当事者であり
最大の容疑者であった妻でさえも冴えない顔をしている。
なんなんだ?この映画。という気持ちを抱いて帰宅し、
様々なネタバレページを読んだ結果、自分的にいちばん
しっくりきたのは、この夫婦はオートフィクションを
実践していたのではないか説、です。
この映画の最大のポイントは、夫婦ともに物書き
なんだけれど、妻が売れっ子で、夫は作家未満であると
いう点。夫の死亡前日に、夫婦は派手なケンカをし、
それがテープに録音されて残っていたことから、妻が
最大の容疑者になるだが、そもそもその「ケンカ」は
夫の小説のためのネタ造りで行われていたのでは?
二人ともそれを承知で言い合っているうちに、でも、
本音が出てきてしまって‥夫婦として家族として
思い合う気持ちよりも、物書きの「業」が出てきて
しまって、互いにもはや引くことはできず、夫は
窓から身を乗り出す「パフォーマンス」を見せている
うちに、ほんとに外に飛び出してしまったのでは?
というのが私なりの結論。妻は実際に手をくだした
わけではないが、そこまでの「筋書」はすでに
彼女の中に見えていたので、あんな表情だったのでは
ないかなー。こわいこわい、物書きという種類の人たち。
@WOWOW オンデマンド
なんか、観ておこうかなーと思って(笑)。
2013年劇場公開なので、もう10年以上も前なんですね。
キャストの豊富さというか、バラエティに富み過ぎていて
そして、それが皆その役柄にぴったりで、とても
面白かったです。
(私的には、通訳ワクバル役の濱田岳が一番かなー)
テレビ録画
劇場公開の時に気になりつつも、機を逃したので
WOWOWで放送されたものを録画しておきました。
ジャズにひたすらのめり込む若者たちの話。
音楽の監修はジャズピアニストの上原ひろみさん。
なので、音楽はピアノはもちろん、サックスもドラムも
とっても良かったー。
そんなにうまくいくか~?と思いつつも、感動しました。
@新宿シネマカリテ
3月24日に夫と観に行ったのですが、17日日曜日は
東京音楽祭の中のピアノのプログラム(ヴェートーベン)
を東京文化会館で聴き、20日春分の日には、【ひみつ
ストレンジャー展】@渋谷 で、スピッツに浸り、
22日金曜日はズーカラデル@ZEPPダイバーシティ、
23日土曜日『BLUE GIANT』でジャズを聴き‥の音楽三昧
の締めで、レゲエだったのです。
心地よいリズムに誘われて‥寝ないようにするのに
必死でした(笑)。
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3月は初めて村上春樹ライブラリーにも行き、安西水丸展
観てきました。
とても居心地のよい空間でした。
ふらっとまた行ってみたい場所ですが、4月になって
キャンパスには学生が溢れかえっているのでしょうね。
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