曇り空から、予報通り、雨降りとなった昨日の日曜日。
久しぶりに、日本民藝館へ行きました。
(前回はいつだったかなーと調べてみたら2016年8月14日に
『沖縄の工芸』を観に行ってました)
観たかったのは、柚木沙弥郎さんの布の数々。
私のなかでの柚木沙弥郎さんは、絵本のときのイメージなので、
こういうカラフルな印象が強いのです。
が、この主な展示品の紹介ページにあるように、柿渋色と藍だけ、
のような、抑えた色味のものや、単色の抽象的な文様など、初めてみるものが
どれもこれもとてもよく‥出かけて行ってよかったと思ったのでした。
沙弥郎さんの作品とともに、民藝館の所蔵作品が一緒に並べられている
展示室がいくつかあって、この作品の下にこれを置くのか!(こういう
仮面も所蔵品だったのか!)と驚いたり、これは色が呼応しているからかなー
と推測したりするのがとても楽しく、よい展示だなーと感心しました。
そして、近づいて製作年を確認しなければ、50年くらい前のものなのか、
2000年代に入って作られたものなのかわからないものもあり、すこしも年齢を
感じさせない力強さと、作品作りの楽しさが伝わってきて、自分の気持ちが
とても上を向いていくのを感じました。
(普段のシゴトや、家のことをこなしている時には使っていない、あたまの
どこかを刺激しながら、あれやこれや思い悩みながら作りたくなったのです。)
その気持ちを忘れないためにも、今展のために作られた図録も買いました。
展示室の中で見た布が、屋外や、緑の中で映えている美しい写真も魅力的です。
会期は6月24日(日曜日)まで。
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