まずは、近くから、ということで、アトリアで行われている
「動物図鑑」展に、行ってきました。
水曜日は、入場無料なので、娘の帰宅を待って、自転車で。
このお手軽な感じがとってもいいです。
あべ弘士さんの原画は、『なめとこ山の熊』と『ライオンのへんな
いちにち』が、本1冊分全部あり、ほかに、『どうぶつえんガイド』から
数点と、毎年シルクスクリーンで作っているというカレンダーの絵が
5枚ほどありました。
『なめとこ山の熊』は、出版されたときに、たしか青山ブックセンターで
原画展があり、見に行きたいなあと思っていたので、
こんな家の近所で見ることができて、ラッキーでした。
あの。
ものすごく当然のことなのですが。
あべさん、とっても、絵がうまいです。
何をあらたまって、そんなえらそうなことをいっちゃってるの!?
なんですが‥私、今までは、あべさんは、動物の絵がすごーく
うまいと思っていた(認識していた)のです。
でも、先ほど、なめとこ山の熊の原画を、1枚づつ見ているうちに
どの絵も、すごく、画面構成が決まってるし、クレヨンか水彩か
色鉛筆を使うかの選択も効果的だし、なんか、まるで、
絵本を見ているみたい、と思ってしまいました。
絵本の元の絵なんだから、あたりまえじゃん、と思うでしょうが、
絵本の原画でも、それが1枚のタブローのように、まったく
独立して感じられるものをあるじゃあないですか。
あるいは、大きく描かれた絵の、ああこの部分を使ってるのね、と
いうようなものも。
でも、なめとこに関しては、どの画面も、きちんと同じ大きさで
きちんと全部が、絵本のページと同じなのでした。
完成度が高い絵本だなあと、思いました。
あべ弘士さんの『なめとこ山の熊』 なかなかいいです。
『どうぶつえんガイド』
この本の存在を、知りませんでした。
手元に置いて、今度、動物園に行く、前の週から読んで、
わくわくしたいです。
(できれば、子どもが小さかった時に、一緒に読んで
わくわくしたかったです)
原画はなかったけれど、後の本棚に並べられた、あべさんの
作品の中から、このタイトルを見つけました。
いつか欲しいと思いながら、いつも、なんとなく忘れてしまう本の
中の1冊‥
『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』
すっごく前(☆)に、この本について書いたときには、絵の人が
あべ弘士さんだったって、知らなかった気がします。