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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

ただいま読書中

2008-10-10 18:01:38 | 好きな本
9月のことり便に入っていて、とても気になった本。

「夜のパパ」 というタイトルもさることながら、
表紙の男の人が頭に乗せているのは、ふくろう?




「夜のパパ」は、仕事名。
看護士をしているユリアのママが、夜、仕事で家を空けて
いるので、その時に来てくれる‥

名前は、ペーテル。
石の研究をしていて、石についての本がたくさんあり過ぎて
部屋の中は、寝る場所もなく、
ユリアの家で、寝る場所を確保できたので、好都合という
側面もあり。

ふくろうの名前は、スムッゲル。
とても賢い。
ペーテルは、考えがうまくまとまらないときに、スムッゲルに
頭に乗ってもらう。しっかりおさえつけてくれるから
おちつくのだそう。

夜のパパ』は、そんなペーテルとユリアが、交替で、
日記を書いていく方式でお話が進んでいく。


静かな夜の雰囲気は、秋の読書にふさわしい1冊です。

リトグラフのような挿絵が、とっても、おはなしの雰囲気を
引き立てていて、いちいち見惚れてしまいます。
そして、なぜか、私の中での、ペーテルは
松浦弥太郎さんなのです。
なんか、ヒルサイドテラスでおはなし聴いたときのイメージが
重なっていくのです。



続きのお話が出ていたら、必ずといっていいほど、続きを読みます。




こちらの方は、今ちょうど半分まで読んだところ。

ユリアが頭に乗せているのは、ペーテルが、ユリアのために
作った「象ドードー」

前作『夜のパパ』から数年たち、ユリアも、考えがうまくまとまらない
と感じるような微妙な年齢。
そうでなくても、ユリアは、感受性が豊かな少女なので、
ともだちのこと、学校のこと、家のまわりのことなどで、
思うこと、感じることがたくさんある。


ユリアのひみつ ってなんだろう?

あと、半分、楽しみながら読むことにします。



夜のパパ』 マリア・グリーペ 作 大久保貞子 訳
夜のパパとユリアのひみつ』  同上
挿絵は、両方とも、作者の夫 ハラルド・グリーペ による



コメント (7)
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