昨日は、代官山のヒルサイドテラスへ行ってきました。
末盛千枝子さんによる「人生に大切なものはすべて絵本から教わった」の
2期の第1回目だったからです。
大好評のうちに終了した1期が、作家を中心に編んだものに対して、
今回からの2期は、テーマを決めて、それにそった本を、末盛さんに紹介して
いただくという形にしたそうです。
第1回目のテーマは「家族の風景ーさまざまな形」
この 「The Family of Man」という、末盛さんが、大切に
大切にしている写真集を軸にして、おはなしは広がっていきました。
この写真集の中には、人生の営みのすべてがあり、
‥恋人たちの語らい、結婚式、誕生の場面、こどもたち、家族写真、別れ‥
優れた絵本のすべてのもとを見ることが出来る、と末盛さんは
おっしゃっていました。
写真集との出会いは、日本でこの写真展が開催されたときに、
末盛さんのお母様が、見に行かれ、すごく感動して、写真集を買ってきた
ことによるそうです。
以来、舟越家のリビングには、いつもこの本が置かれ、末盛さんだけでなく
ほかのご兄弟も、飽くことなく、眺めては、みな自分のお気に入りの
ページがあったというお話も聞きました。
特に好きな写真を、拡大コピーしてきたものを見せていただき、
脚注も素晴らしいと、それを日本語に訳したものもいただきました。
写真集そのものも、あとから、手に取って、見ることもできて、とても
よかったのですが、さすがに、脚注と照らし合わせてみるほどの
「ひとりじめ」はできませんでしたので(笑)、ぜひとも、うちのリビングにも
1冊欲しいと、思い始めています。
テーマにそった絵本として、まずご紹介くださったのは、
とてもなじみのあるこの絵本でした。
『わたし』 谷川俊太郎 作 長新太 絵
『みみをすます』 谷川俊太郎 作
以下、メモをもとにご紹介の本を並べてみます‥
『たびのなかま』 はらだたけひで
『アラバマ物語』 ハーバー・リー
『ちいさなとりよ』 マーガレット・ワイズ・ブラウン
『白バラは散らず』 インゲ・ショル
『ここが家だ』 ベン・シャーン
『悲しい本』 マイケル・ローゼン
本の紹介の前だったか、あとだったか、覚えていないのですが、
新聞の記事のコピーもご紹介くださいました。
朝日新聞夕刊、10月3日付の「絵本の記憶」よりの一節と、
おなじく、10月3日に、掲載された、僧侶 有国智光さんの文章です。
偶然にも、私もこの記事を読んでいて、あまりにも感動が大きかったので
手帳に、文章からの抜粋を書き写していました。
同じものを、末盛さんも読み、同じように深い感銘を受けていたことに
驚くとともに、じんわりとした嬉しさを感じました。
(記事の全文はこちらから読めるようですでの、ぜひ)
有国さんが、文章の最後を結んでいるこの文章を読むと、
末盛さんがご紹介された、絵本や本の「繋がり」がなんとなく
見えてくるかなあと思います。
小さい悲しみはやがて消えていく。
深い悲しみは私を育てる。大きな悲しみは慈しみにつながる。
+ + + + + + + + +
セミナーのもうひとつのお楽しみは、ランチタイムです。
今回は、いつものブログ仲間で参加したのは私だけだったので
プレッシャーがありました‥ランチの写真を撮らなければ‥
(いつもは、他の方にまかせきりで、自分で写真を撮ってきたのは
昨日が初めてでした・汗)
メニューは、下記の通りです。
ワイルドライスのサラダ
(H&Hベーグル使用)NYスタイルのスモークサーモンベーグルサンド
パンプキンプディング
コーヒー
(パンには自信があるだろう)ヒルサイドパントリーの方が、
ベーグルだけは、うちのよりもH&Hの方がおいしいと言いきっただけの
ことはある、本当においしいベーグルでした。
もちろんクリームチーズ+スモークサーモン+フェンネルの相性も抜群でした。
※第2回目のセミナーは、12月4日(木)
「クリスマスの絵本ー贈物について」 です。