音楽の喜び フルートとともに

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梅田でレッスン

2012-06-20 21:01:59 | レクチャー、マスタークラス

ピンクのツリフネソウ科のカリフォルニアローズと、白いトウダイグサ科ユーフォルビア属のダイヤモンドフロストの混合苗です。
お店で見た時は、一つの植物だと思ってかったのだけれど、後で調べたら、別々の植物でした。
珍しいものに弱い私ですが、別々の品種だとわかっても、この混合苗は、大好きです。

今日は梅田でレッスン。
まず、先生とのデュオ、ドップラーのリゴレットを合わせました。
まだまだゆっくりと、演奏。
気になっていたところを、お互いの動きを確認しながら演奏します。7連符を3つと4つに分けるのか?
音の始末を、減衰するのか?さっと切るのか?長めにとるのか?
速さをどれくらいにするのか?いろいろあわせて置かないといけないことがたくさんあります。

次にソロの曲。

ヘンデルのシヴァの女王の入城が、やっぱり難しいです。
ずっと16分音符で動いていて、スラーやスタカートもほとんどついていませんが、同じ長さで書いてあっても、変えたほうが良いところ、変えてはいけないところ。場所によっていろいろあります。
また、同じように吹いても、そう聞こえないところもあります。デフォルメしないといけない音はどれか?まだまだ理解が浅いところがあります。

ゴーベールのロマンス
調性や、ニュアンス的にはあってきましたが、フレーズの中で、大切な音はどれなのか?何をイメージして演奏するのか?
16分音符と書いてあるから、16分音符で演奏する。というだけでは、音楽にはなりません。
もっと深く曲を掘り下げる必要があります。

イベールの遊戯
スタッカートの意味を考える必要があります。スタッカートと書いてあっても、単に短く切るだけで良いのか?
アクセントを与えたいから書いてあるかもしれないし、半分の長さや、よりもっと切りたい、あるいは、もっと長く?
メロディックは後半は、ビブラートをどこにどのようにかけるのか?
フレーズの中で、細かく調性を変えている意味は何か?

ボルンのカルメン幻想曲
細かい音符を大きく取りフレーズを意識するように、どんなに早くなっても、音楽にすることを忘れない。

レッスンが終わって帰ろうとすると、いつもお世話してくれているドルチェ楽器の受付のAさんが、「今日で、終わりなんです。」というので、「えっ?また、帰ってくるんでしょ。」というと、「いえ、辞めるんです。」
「そんな、急に!」
「調子が悪くって、急に決めたんです。」10月出産予定のAさんは、いつみても元気で明るくされていたので、気がつきませんでした。
「何年、お世話になったかしら?」
「もう、11年です。」
「そんなになるんだ。残念だけど、仕方ないんですね。」
なんだか、突然のことで、頭がボーっとしてしまいました。
そのまま帰ろうと店を出たけれど、11年いつもお世話になっていたことを思い出されて、改めてちゃんとお礼も言っていないことを思い出しました。
阪急の近くまで来たら、お花屋さんが目に入りました。
かわいいピンクのミニバラがかわいいAさんのイメージに見えて、「これで、ブーケをお願いします。」と頼んでいました。
ブーケをもって引き返すと、Aさんは、涙を浮かべて「ありがとうございます。お別れが切なくて」ともらってくれました。

こちらこそ、11年間、いつも、親切にしてくれてありがとうございます。
いいお母さんになってくださいね。無事な出産をお祈りしています。本当に、ありがとう。