今日は、ピアノのKさんと、5日の小学校の中にあるコミュニティルームで、演奏するので、打合せ。
歌う会で、いつもは、唱歌や懐メロをうたっているそうです。高齢の方が多いということなので、「りんご追分」「時代劇のテーマ」などを演奏します。
「りんご追分」は美空ひばりさんの持ち歌ですが、初めて歌ったのは中3。りんご園の少女という映画の中でのことです。You Tubeを見たら、かわいい少女のひばりさんが歌っていました。
追分は、馬子が歌う労働歌です。独特な節回し、馬が歩くような、付点のリズムが特徴です。
ひばりさんのようには演奏できないけれど、Kさんの弾くピアノと、音楽に身をゆだねてみると、勝手に追分の節回しができてきます。
これが、血というものでしょうか?
日本の風土や空気、人や言語の中にある何かが、もうすでに私に追分を歌うことを教えてくれているのです。
音楽がテクニックではないというのは、こういうことからも知ることができます。こういう音楽は、練習しなくても自由にうごけるだけのテクニックがあれば、できるのです。
逆にいえば、西洋音楽にアプローチする時にも、ただ笛をもって練習するほかにやることがある。っていうことですね。
Kさんも「この曲は気持ちいいね。」と、言います。
楽しいコンサートになりそうです。