生徒のSさん、今週末、お母さんたちの集まりで演奏します。
30分ほどの独奏のプログラムを考えて、今日本番前最後のレッスン。
独奏曲は、いろいろありますが、気の張らない友人同士の会ということで、親しみのある曲を選ぼうとすると、やはりピアノ伴奏つきの楽譜ばかり。
季節の唱歌や、小曲を独奏用にアレンジしました。
しゃぼん玉、精霊の踊り、ハバネラ、この道、ふるさと、メドレーでもみじ、里の秋、まっかな秋、川の流れのように
変奏のあるものもあって、結構充実のプログラムです。
吹き始めのフレーズ、変奏と、変奏の間や、メドレーの曲と曲の間、前奏や、間奏と、曲の始まりなど、変化がする前の音と、変化した後の音の処理を特に今日はやりました。
特に吹き始めは、緊張しがち、始まりの音を意識するあまり、長いフレーズや、これから吹く曲のことを忘れてはいけません。
弱拍で始まるのか?強拍で始まるのかは、大きな違いです。弱拍で始まる時は特に注意が必要です。
拍の裏側から始まる時は、休符から曲が始まっていることを忘れないで。
メドレーで間奏が入る時は、間奏のどこまでが、前のフレーズのテンポで、どこからが後のフレーズのテンポなのかを考えましょう。
テンポが変わらなくても、曲の感じが変わる時は、息の流れを使って、次の曲のテンポを表現すべき場所があるはず、そこを探して流れを変えましょう。
テンポをゆるめたり、強弱をつけるほかに、息の流れを変えたり、音の吹き出しを、柔らかく、固くなど、いろいろなことを試しましょう。
やることは、たくさんあるけれど、今週末は、Sさん、あなたが主人公。大丈夫、きっと、うまくいく。自由に楽しんで演奏してくださいね。