琵琶湖の草津道の駅で買ってきた破竹を、実家で料理して食べました。
筍ごはん、筍のお吸物、筍と豚肉、野菜の煮物、アジのフライタルタルソース添え、パプリカとトマトのサラダ。
今年は調度筍の旬な時、ひどい風邪をひいていて、筍食べ損なったので、ようやく季節に追いついた気がします。
18日に演奏するプログラムの1つにビバルディの四季の「春」があります。
超有名なこの曲は、弦楽のために書かれました。
ビバルディは、1678年ベネチアに生まれ、1741年神聖ローマ帝国ウィーンに没しました。
ヴェネチア共和国は、40人の貴族の中からではありましたが、選挙で選ばれた人が代表となり、厳格な法によって治められていました。
海洋国家で貿易によって得たものを東ローマ帝国で売る特権を得ていて、とても豊かな国でした。
サン マルク教会付きのオーケストラでヴァイオリンを弾いていた理容師の父にヴァイオリンを学んだヴィヴァルディは、生活のために司祭になり、「赤毛の司祭」と呼ばれていました。
偉大なヴェネチア共和国もペストの流行、オスマントルコの度重なる侵攻にさらされ、なんとか防戦していました。
春がやってきた。小鳥は喜び囀りながら歌っている。小川のせせらぎ、風が優しく撫でる…春を告げる雷が轟音を立て黒い雲が空を覆う、そして嵐は去り、小鳥はすばらしい声で歌う
牧草地に花は咲き乱れ、空に伸びた枝に茂った葉はガサガサ音がする。羊飼いは眠り忠実な犬はそばにいる
陽気なバグパイプにニンフと羊飼いが明るい春の空の下で踊る
四季は、こんなソネットに合わせて作られています。
ベネチアには、大きな森や林はなく、高潮のたびに水没。
狭い街なので、建物が所狭しと並んでいます。
実際にベネチアに行った時、細い石畳の路をグルグル迷った先に、ヴィヴァルディの銘のついた家がありました。
その周りには木一本無かった記憶が…。
海無し県の人の寿司消費が異常に多いようなものなのでしようか?
音楽の中には豊かな緑の情景が見事に浮かび上がっています。
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