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あてなるもの 削り氷にあまづら

2023-08-29 21:00:00 | 民謡
土日は、地元牧野のまきのフェスタ…夏休み最後の夏祭り。



すごい人出でした。久しぶりだものね。

かき氷を頼んだら、蜜かけ放題。
全部かけました!
ミルクも!
おいし…甘かったぁ。
最後は全部混じって黒い液体に。
ちょっとひきました。

アマチュア陶芸家のご婦人もお元気でした。よかった〜。
で、観葉、また買ってしまいました。
以前は釉薬のみの焼き物が多かったですが、絵付きの陶器もされるようになっていました。

カーネーション。
これもかわいい!

かき氷は平安時代清少納言の「枕草紙」「あてなるもの」に登場するのが最古の記載です。

あてなるもの。薄色に白襲の汗衫。かりのこ。削り氷にあまづら入れて、新しきかなまりに入れたる。ー後略

現代語訳
上品なもの。薄色の袙の上に白い汗衫を重ねて着た少女。鴈の卵。かき氷に甘葛のシロップをかけて、新しい金属製のお椀に入れたもの。ー後略

あまづら=甘葛
は、蔦なことらしいです。
奈良女子大学であまづら製作実験をされていました。
https://www.nara-wu.ac.jp/grad-GP-life/bunkashi_hp/amadzura/amadzura_hp.html#section3
残念ながら蔦の品種までは書いておられませんが、この写真と

一般的にあるものとということなので、たぶんヤマブドウの蔓ではないかと思われます。
寒い頃3月頃に
5センチに切って片方の端から口で空気を入れるともう片方から蜜が出てくる…「みせん」と呼ぶそうですが糖度17度。それを煮詰めて68.7度にして
保存。
蔓と言っても20年もの、直径4.5cm程度の太いものをのこぎりで切って30人で吹いて1日かかって「みせん」460ccこれを煮詰めたら5分の1に…。
なかなか贅沢な蜜です。
さっぱりして美味しいそう。
作られた方、せびお知らせください。

ヨーロッパは寒いので氷を食べるという習慣が長くありませんでした。

かき氷というとフランス語のフラッペが訳語として出てきますが、フラッペは果実や飲み物を氷で冷やすと言う意味で、氷を食べるかき氷とは少し違うようです。

蔓、蔦で調べるとIvyが出てきます。
そしてアイビーはヒイラギとセットで、
イエス様の頭にのせられたトゲトゲの蔓の冠と言う文脈で歌詞に出てくるクリスマス・キャロル「ヒイラギと蔦」
に行き当たりました。
こちらの方は苦い樹皮を持つと歌われているのはおもしろいですね。

ヒイラギと蔦

1 ヒイラギとツタは、
両方とも十分に成長すると、
森にあるすべての木のうち、
ヒイラギが冠を付けます

太陽の昇り
、鹿の走り、
陽気なオルガンの演奏、
聖歌隊の甘い歌声。

2 ヒイラギは
ユリの花のように白い花を咲かせ、
マリアは
私たちの優しい救い主となる優しいイエス・キリストを産みました。

3 ヒイラギは
血のように赤い実を生み、
マリアは
貧しい罪人たちに善を施すために甘いイエス・キリストを産みました。

4 ヒイラギには
どんなとげと同じくらい鋭いとげがあり、
マリアは
クリスマスの日の朝、優しいイエス・キリストを産みました。


5 ヒイラギはどんな胆汁と同じくらい苦い樹皮を持ち、マリアは 私たち全員を救い出すために
甘いイエス・キリストを産みました。

6 ヒイラギとツタは、
両方とも十分に成長すると、
森にあるすべての木のうち、
ヒイラギが冠を飾ります。





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