音楽の喜び フルートとともに

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パリ管初のフルート奏者

2022-09-15 20:48:00 | 古典
葛の葉の 吹きしずまりて 葛の花
 正岡子規



里山の葛は花盛り。葉を裏返さないとみえませんが…。

葛は日本発の侵略的外来種だそうです。
1876年、アメリカ合衆国独立100年を記念して開催されたフィラデルフィア万国博覧会日本館で園芸植物、肥料として紹介されました。

一時は政府により使用が促進されましたが、繁殖力がすごく今では駆逐対象です。

葛の蔓は籠になり、根は漢方薬、葛粉としても使えます。

なんとか利用できないのかな?

副反応の熱も下がって、唇の腫れも治まって、フルートを吹くのも楽になってきました。
怪我をして10日、こんなにフルートが吹けなかったことはありません。

17日にはギターの川原さんと本番!
2日で取り戻さないといけません。
ヒェ~!

こういうときこそ、基礎練習。
ソノリテのロングトーンの練習。
タファネル&ゴーベールの4番は、必須。
後は、手近の楽譜を片端から…。

ジョセフ アンリ アルテ(1826-1895年)フランス王国ルーアン生まれ、フランス共和国パリ勃発


兵士の息子として生まれ、弟ヴージェーヌ アルテス

はヴァイオリン奏者で指揮者です。

アンリ アルテは10歳でフルートを初め、1840年パリ音楽院に入学します。
彼の師ジャン=ルイ トゥルーの影響で初めは古い形のフルートを吹いていましたが、卒業後はベーム式のフルートを吹いています。
1842年コンペティションで優勝。
1848年パリ国立管弦楽団の初めのフルート奏者になり、1872年まで務めます。
その間にパリ音楽院のフルート科の教授になり1893年まで務めます。

アルテは「フルート奏法」1880年の著者で、パリ音楽院の入学コンペティションのための6つのソロ曲や、オペラの主題による編曲や幻想曲を含む、約40曲の作品を残しています。

彼はエドガー ドガの友人で、オルセー美術館に収蔵されているオペラ座のオーケストラという絵の中に描かれています。

前列2番目のファゴット奏者の右奥がアルテ
現在も使われているアルテフルート教則本の第一巻から




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