おススメ度 ☆☆☆☆
ショッキングな映画の苦手な人 ☆☆
カナダ人の戯曲の映画化だ。
冒頭、孤児院に連れてこられた少年たち。軍服姿の大人たちによって、髪を切られ丸刈りに。刈られながら、凝視する男のアップで次のシーンへ。
カナダに住む双子の男女、母の死で、公証人が遺言を開け渡すが、同時に、父と兄に遺言を届けることを求められる。だが、父は戦争で死に、兄はいないはずだった。
そして娘が訪ね歩いたのは、母の生まれたレバノンだった。当時レバノンは内戦のさなか。キリスト教徒イスラム教は対立していた。
そしてたどった母の軌跡。そこには無残な過去があった。だが、謎は深まるばかり。
ラスト近くで謎が明かされるがそれはショッキングなものだ。
殺し殺される憎しみの連鎖。宗教の違いによるいがみ合い。女であること、母であることの根源が問われる。
レバノンでの内戦の悲惨さ。巧みな映像と音楽で、終わりまで飽きさせない。スリリングな展開に引き込まれるからだ。
ただ、予備知識なしで見た私には、最初、母の若いころと、訪ね歩く娘とが区別できなくて、ちょっと物語についていきそびれた。後半は、それも解消され、納得の映画だった。
ショッキングな映画の苦手な人 ☆☆
カナダ人の戯曲の映画化だ。
冒頭、孤児院に連れてこられた少年たち。軍服姿の大人たちによって、髪を切られ丸刈りに。刈られながら、凝視する男のアップで次のシーンへ。
カナダに住む双子の男女、母の死で、公証人が遺言を開け渡すが、同時に、父と兄に遺言を届けることを求められる。だが、父は戦争で死に、兄はいないはずだった。
そして娘が訪ね歩いたのは、母の生まれたレバノンだった。当時レバノンは内戦のさなか。キリスト教徒イスラム教は対立していた。
そしてたどった母の軌跡。そこには無残な過去があった。だが、謎は深まるばかり。
ラスト近くで謎が明かされるがそれはショッキングなものだ。
殺し殺される憎しみの連鎖。宗教の違いによるいがみ合い。女であること、母であることの根源が問われる。
レバノンでの内戦の悲惨さ。巧みな映像と音楽で、終わりまで飽きさせない。スリリングな展開に引き込まれるからだ。
ただ、予備知識なしで見た私には、最初、母の若いころと、訪ね歩く娘とが区別できなくて、ちょっと物語についていきそびれた。後半は、それも解消され、納得の映画だった。