ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ライフオブパイ  トラと漂流した227日」、ちょっと意味深な映画です

2013-02-01 17:05:02 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

単純に、遭難し、トラと一緒に727日も漂流して助かったという話で、感動してもいいのだが、最初から、成人した生き残りの青年とライターが話をするところから始まる。

インドで動物園を開園していた父親がカナダへ移住することになり、貨物船で動物ともども船旅に、その途中、嵐に遭い船は転覆、最初は数匹の動物と一緒だったが、いつしかトラとの共生に、共生といっても、いつトラに襲われるかもしれず、緊張の連続だ。幸い保存食もあり、何とか生き延びるのだが。

獰猛なトラを手なずけるでもない、ただ、恐怖の中、荒海を乗り越えるため共生する。で、海にもきれいなシーンがいっぱい。

クジラが接近し、海ボタルに感動し、トビウオと奮闘し、謎の島ではミーアキャットの大群が。

その映像は美しい、3D映像がクリアに映し出す。

ただこの映画(ネタバレ)






































ラスト近く、遭難を審判する保険会社の話が出てきて、このトラとの漂流は本当なのか、もう一つの話、トラや動物は人間を戯画化したものだと。

映画自体は、結論を見せず観客にゆだねる。

一方で、インド人という設定が、宗教問題や、食生活(ベジタリアン)が物語に影響を与え、意味深なのだ。

トラ自身もCG映像なので、迫真ではあるが、なぜかしらけることもあり、残念だ。


コメント (1)
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