ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「NINIFUNI」、題名からして意味深です!

2013-02-05 15:10:20 | 日本映画
おススメ度 ☆☆
     変わった映画好き ☆☆☆

ローマ字で書かれた、NINIFUNI、これ仏教用語で「而二不二(ににふに)」だそうです。

「一枚の紙を例にとって考えてみましょう。
・「紙には表と裏がある。」というのが「而二」にあたります。そして、
・「表と裏がそろって初めて一枚の紙になる。」と言うのが「不二」にあたります。
つまり、紙には表と裏という二つの面があり、その両方があるからこそ紙が存在しているというわけです。」

監督が、伊藤桂司さんの「而二不二」という画集を見て、題名を思いついたそうです。

この映画の監督は、真利子哲也さん。「イエローキッド」という作品で、ゆうばりファンタスティック映画祭などで数々の賞を受賞しています。

まあ、単純に言えば、犯罪を犯して逃げ、その先(海辺)で練炭自殺を遂げる。

その数日後、その浜辺で、女の子のアイドルグループのプロモーションビデオの撮影が行われる。

まあ、それだけのことだが、犯罪者のセリフなし、歩く姿や、自動車を運転する画面など、カメラの長回し。雑音のみ。

それと、にぎやかなアイドルグループの存在。

その二つに何の関係があるのか、映画は語らない。

ただ、現実の映像があるだけ。

42分という短い映画。これをどう見るかは観客あなたですと。

ただ、DVDで見たが、映画で見るとまた違った感想が出るかも?



 
コメント
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