ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「キツツキと雨」、きこりと映画監督の不思議な交友!

2013-02-11 15:12:24 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

木曾の山林できこりを営んでいる父親。妻を2年前に亡くしている。息子は就活中で、家でごろごろ。

そんな山に、ゾンビ映画を作ろうと、撮影隊がやってくる。この映画の監督はまだ若造。

ひょんな出会いから、きこりはゾンビ映画に出演。

そのラッシュを見て、映画にのめり込んでいく。

監督は、まだ若く、意思をはっきり伝えきれず悩んでいる。

そんな、きこりと監督の不思議な交情が淡々と描かれる。

沖田修一の間合いの演出が、なんとも微笑ましく。

ただ、ゾンビ映画を作るというマイナーなテーマで、よくまあ、130分足らずの長尺もの。

ラスト近く、雨でロケができなくなったシーンで、きこりの「雨があがる」という予言通り、一瞬晴れて、撮影が成功する。

なんとも微笑ましい映画だ。

頑固おやじと、道楽息子の不思議な友情が、お互いの交流で進歩する姿が描かれ、映画を見終わった後は晴れだ。
コメント
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