ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「マリーゴールドホテルで会いましょう」、なんか歌謡曲の題名みたいだが、

2013-02-16 15:34:55 | イギリス映画
おススメ度 ☆☆☆
    熟年者 ☆☆☆☆

イギリスで、老年を迎え、生涯を楽しく生きようとする男女7人が、それぞれの事情を抱えながら、ゴージャスなホテル生活を送るため、インドへやってくる。

しょっぱな、インドへ着いた途端、乗り換え飛行機がとばなくなり、バスと輪タクのお世話に。ぎゅうぎゅう詰めのバスなど、いきなりインドショックだ。

着いたホテルが、宣伝と大違い、古いホテルがまだ改装されずに、ほこりまみれの部屋に通される。宣伝の絵は、将来像だという。

近年、インド旅行をした当方にとっては、ジャイプールも観光の一つだったし、かなり懐かしい思いで見ることができた。

といって、この映画、観光映画ではないが、イギリスからやってきた男女が、適当に街中に繰り出すし、中には、小さい頃インドで暮らした判事もいて、インドの文化がかなり描かれている。

7人の男女と、ホテルの支配人、といっても若造だが、とその彼女。がとっかえひっかえエピソードを進展する。

それは、恋愛であったり、勿論ナンパとか、ゲイとか、夫婦喧嘩とか、抱えてきた人生がこの地でも花開く。

老練な役者がそれを演じ、国際的な交流、すなわち異文化コミュニケーションと、男女の機微が適度に描かれ、時には、笑いを、時には感動を見るものにもたらしてくれる。

この映画に出てくる人物は、皆前向きで、この映画を見る熟年は感化されるだろう。

けっして、熟年だけに語っているのではない人生、見る人の年代によって感じることも異なるのだろうが、人生の機微を巧みに描いている。

コメント (3)
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