ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「煽情」、日本映画に触発を受けたホラー映画です。

2013-02-26 14:39:32 | フランス映画
おススメ度 ☆☆
    新しい映画好き ☆☆☆

1910年、夕張映画祭で上映されたフランス映画です。劇場未公開。

ただ、海外では実験映画として注目を浴びた作品です。

イタリア、ある古びた海岸沿いの屋敷が舞台です。

少女時代、青春時代、熟年時代。

三世代にわたる、女の成長物語です。

でも映画は、ほとんどセリフもなく、幻想シーンや、想像シーンなどが多用され、映像はアップが主体で、ほとんど映画に入り込めません。

要は、そういう実験映画の体験なのです。

ホラー映画ですから、死者が蘇ったり、見えない人影があったり。そして官能的です。

特に青春時代では、ひらひらの短いスカートをはいて、車に乗り込み、その裾が風でひらひら、汗ばむむさくるしさ、突然衣裳がほつれていく。でもこれ、幻想でした。

そしてラストは、いよいよ殺人です、それもナイフが、クローズアップシーンが多いので、全体的に何が起こっているのか不明です。

それがこの映画なのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする