ひろの映画見たまま

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「ゼロダークサーティ」、オサマビンラディン殺害の映画です

2013-02-20 19:20:30 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆☆

9.11から10年やっと事件の首謀者オサマビンラディンは殺害された。

それには、周到なCIAの追跡があった。その中で、女性分析官の執念が成功に導いた。

映画は、事件後容疑者やその関係者の執拗な取り調べから始まる。残酷な取り調べにひとりのか弱き女子が付き合っている。CIAの分析官だ。

しかし一向にラディンにつながらない。そのうちに自爆テロの目標になり、CIAの犠牲者も増えていく。当然焦りが。

大したアクションがあるわけもなく、ラブドラマも、心理劇もない、ややドキュメンタリーな作りは地味だ。

特に冒頭、拷問シーンにちょっと惹かれるがそれ以外は、眠さを誘うような地味な展開。

だが、ビンラディンの殺害から1年時宜を失しないために急いで作られたにしては、かなり説得力のある出来だ。

秘密機関が主舞台だけにどれだけ真相に迫れたか疑問だが、そのリアリティはかなりのものだ。

「ハートロッカー」の脚本、監督のコンビだけに、情報戦争や、戦争シーンにはかなりのこだわりがあったのだろう。

ラスト近くは、ビンラディンの隠れ家襲撃で、ヘリを使った夜の襲撃で、暗闇と特殊照明の画面を巧みに操り、臨場感はすごい。(ヨルダンにセットを作ったとのこと)

ヒロインを演じるジェシカ・チャステインは、か弱き女でありながら、凛として敵に刃向う女を見事に演じあげ、女優賞ものだ。
コメント (1)
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