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NHK山田洋次が選んだ日本映画100選 喜劇編 篠田正浩監督の「夕日に赤い俺の顔」

2013-02-21 16:27:52 | 日本映画
1961年作品

寺山修司脚本、篠田正浩監督作品。

まだ若かりし頃の、英才の作品。当時ヌーベルバーグなど、新しい映画の波が起こっていた。その前哨戦のような作品。

まったくのパロディ映画で、7人の殺し屋+一人、更には女性殺し屋も加わって、なんとも豪華。

でも現実にはあり得ない、バレバレのそれもほかに職を持ちながらの殺し屋。脇役は結構ベテランが務めている。

ミュージカル映画風の歌がたっぷり。だって、平尾正晃と小坂和也がからみ、デュークエイセスも登場している。

それに、川津祐介と岩下志麻の青春コンビが、ラブシーンを演じている。

カット割りの速さや、特異なアングル、奇才な色彩表現、そして、ギャグ。新しい表現を求めて遊んだという感じの映画だ。

それだけに内容的に薄っぺらだ。

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