おすすめ度 ☆☆☆★
芥川賞に6度も候補に挙げられながら未受賞、41歳で自殺した佐藤奏志。家では酒と暴力の男だった。
彼の作品の映画化は、函館もので今回が3回目。
自ら、体験した職業訓練所が舞台。
離婚して、函館に帰郷した白岩(オダギリジョ)。失業保険で生計を立て訓練所では大工仕事を習っている。
そんな彼が同僚と訪れたキャバクラで、一人の女性 さとし(蒼井優)と会う。
この不思議な女性との交情と、訓練所の野球大会をモチーフに、
人生に行き詰った人々が活写される。
鳥の鳴き声とバレエ、そして自分の部屋での水浴び。j不可思議な女性に惹かれる。
動物園の動物たちを逃がすも、逃げない鳥も。
勝てない野球も、なぜかホームラン。
きっと何かが起こる。
函館がきれい.暗くてきれい。