おすすめ度 ☆☆☆★
人生ドラマ好き ☆☆☆☆
PG12 大人の映画ってことか
「ゆれる」「ディア・ドクター」の西川美和監督が直木賞候補にもなった自著を映画化。
妻が旅行中、編集者と不倫の作家衣笠。その妻が旅行先でバス事故にあい死んでしまう。
悲しみがわかないなか、妻の同僚で、同じ事故にあった大宮と知り合い、彼の中学受験中の息子とまだ幼い娘の面倒を見ることに。
子供とのふれあいで、人間関係のむつかしさと楽しさを学んでいく、中年男の成長物語だ。
是枝監督の弟子だけあって、西川監督の子供たちへの目線は暖かい。
衣笠を本木雅弘が、大宮を竹原ピストルが演じ、対照的な立ち位置が物語を引き締める。
1年かけてじっくり撮ったっだけあって、丁寧な作りになっており、そこここに、笑いと涙が秘められている。