おすすめ度 ☆☆☆
文学的作品好き ☆☆☆★
井上荒野の小説を東陽一が監督。
常盤貴子、池松壮亮主演。
新しく家を引っ越した人妻・小夜子(常盤貴子)、初めての美容室、そこで親切にされた美容師海斗(池松壮亮)。
海斗から営業用メールが届くとすぐ返信。住所を聞き出し、イチゴをとどける。
美容師(理容師)には、身近で髪を切り、なんとなくエロい想像をしたくなる。
小夜子は、夫と娘と普通の生活をしており、なにも追っかけの必然性はないのだが、
だが、この映画の、夫と海斗には、どこか怪しげなところがあり。
一方、小夜子も、何不自由がない故のアバンチュール心が
この感覚はどこかヨーロッパ映画風。
揺れ動く、男と女のちょっとしたふれあいが、心の浮気を誘うのか。
その微妙なところを描き切れたとは思わないが、ちょっとオカルトチックな雰囲気で誘導する。
たとえば、電車に乗って小夜子が妄想するシーンなど。
常盤貴子の雰囲気がよくあっている。