おすすめ度 ☆☆☆
南米映画好き ☆☆☆★
アルゼンチン映画 PG12
第72回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞
1983年アルゼンチン。軍事独裁政権崩壊。
そのあおりで、失業したブッチオ。軍事政権下で培った権力を利用して、身代金誘拐事件を起こす。
何食わぬ顔で、一家の一室に誘拐した男を監禁。身代金をせしめるや殺してしまう、すごい犯行。
ブッチョ家は、妻と息子3人、娘2人の家族。家族総がかりでの犯行だ。
息子たちも、犯行に加えられ、犯行後は、何食わぬ顔で登校。
当時の政治的環境を理解していれば、もっとわかりやすいだろうが、その点我々には背景が謎。
それにしても、このおぞましい犯行を淡々と描く演出は、褒めていいのか?
音楽がまたポップ。軽やかな気分にさせられるのだが。
で、結局、最後は、失敗して破たんするのだが、
そのあと、テロップで流れるラストには唖然。
それにしても、父親の目が怖い。