おすすめ度 ☆☆☆
文学映画好き ☆☆☆★
ジェーン・オースティンによる恋愛小説の古典「高慢と偏見」を映画化した。そこにゾンビを加えたらどうなるか?が本作品。
感染するとゾンビとなる謎のウィルスが蔓延する18世紀のイギリス。
片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は、裕福な男性との結婚を夢見ながら得意のカンフーでゾンビと戦う毎日を送っていた。
この5姉妹がゾンビをやっつけるという、状況設定が面白い。
又、武闘も中国流カンフーと、日本流刀が使われ、女子たちは、演技とともに武闘をも演じるという圧巻。
隣に引っ越してきた大富豪の騎士ダーシー。娘たちのあこがれ。
高慢なダーシーに偏見を持っていた次女エリザベス。
だが、ゾンビと戦ううちにその誤解も解けてという、王道の恋愛話。
18世紀の貴族社会の豪華な衣装や、豪邸など、気品のある作品づくり。
基本、ゾンビは添え物だが。
一ひねりは一応成功している。
だが、本筋の恋愛話がちょっと盛り上がりに欠ける。