おすすめ度 ☆☆☆
ニコールキッドマン好き、アラブの歴史好き ☆☆☆★
アメリカ・モロッコ合作
ピーター・オトゥールの「アラビアのロレンス」と比較してしまうが、そちらは、戦乱で、戦闘シーンもあり、大歴史ドラマだが、こちらは、女性が主役故、恋物語に力点が置かれてやや影が薄い。
実在のガートルードは、登山家であり、スパイであり、なかなかの女丈夫。
ニコールキッドマン、貫録はあるが、美しさが前に出て、恋愛物語に落ち着いた。
それにしても、砂漠の風景は、壮大で美しい。
実際は、苦しい旅の連続だろうが映画を見る者にとっては、ただただ、美しい景色に映る。
第一次世界大戦の前後の話で、アラビアが種族社会から脱皮する過渡期の話だ。
実際は、まだ、英仏に占領されていた時代。そしてイラク建国へ。
歴史的に見れば、壮大な話なのだが、
なぜに、ガートルードは、砂漠に魅せられたのか、それは決して失恋だけの問題ではあるまい。
何事にも、挑戦的な女性の偉業なのか。
それにしては、キッドマンは美しすぎる。