ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「フェンス」、黒人家族の親子確執!

2017-07-29 18:31:54 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

家族劇好き、黒人映画好き ☆☆☆★

アカデミー賞作品なのに劇場スルー、DVD公開

デンゼルワシントン監督・主演。

劇作家オーガスト・ウィルソンによる、ピューリッツァー賞などを受賞した名作戯曲「フェンス」の映画化。

アカデミー賞助演女優賞のビオラデイビスとデンゼルは舞台でも共演。

家庭内ワンマン男の物語。自ら嘗て、野球選手で有望視されながら黒人ゆえに挫折した苦い経験を持つ。

妻は愛しているが、ほかに女を作り、その子を妻に育てさすようなワンマン男だ。

長男は、フットボール選手にあこがれており、スカウトの話も。

だが、父親は断固反対する。

で、この映画、前半は、この男の物語で、デンゼルの会話中心で話が進む。

場所の移動がほとんどないし、セリフ過多のため、なんともうっとおしい映画だ。

後半になって、これらが動き出し、ドラマにふくらみが出てくる。

1950年代の米ピッツバーグが舞台で、人間模様がえぐられていく。

なかなか含蓄のあるセリフも出てくるが、必ずしも同感とはいかない。

演劇ファンには、喜ばれる映画だろうか。

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「TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)」、魚市場築地のあれこれ、徹底描写!

2017-07-29 13:39:00 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

ドキュメント好き、築地好き ☆☆☆★

昨年は、小池都知事の誕生で、オリンピックと築地移転問題が話題に上った。

結局、豊洲に移転が決まった。

ということは、築地市場は壊されることになった。

この日本独特の魚市場、それも東京という大都会の台所を支える市場。

これを記録に残そうと、奔走した人々がいた。

初めはともかく、色んな人たちが、築地を語っている。

魚、それも生食をする文化は、日本独特の、ものであり、魚の生食のおいしさを追求した人たちがいた。

関東大震災で、それまであった市場が壊され、新しく市場が建てられた。

西洋建築だ。

古い誕生時の貴重な記録映画も見つかり、当時の様が見られる。

一方、生食文化にこだわる面々が、そのうんちくを傾ける。

昨今、食の映画があちこちで散見されるが、集団としての市場、すし屋、魚屋、料理屋が次々と語られ、それぞれのエキスパートが貴重な発言をしている。

関西人にとっては、やや遠い存在だが、同じ生魚食文化を享受するものにとって貴重な映像だ。

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