ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「エル ELLE」、エロチックサスペンスだが、もっと変態!

2017-09-01 19:25:41 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

男女関係のもつれ 映画好き ☆☆☆★

この映画、京都シネマで見たが、満員、立ち見も満員。

なのになぜかシネマ3(一番収容人数が少ない)。

同時に公開の「夜明けの祈り」はシネマ1(一番収容人数が多い)。ここも満員。

まさにこの週は、京都シネマほくほく。

おかげで、満員なのに「エル ELL」の新聞広告が。

それにしても、なぜこの映画がそんなに人気があるのか。

「氷の微笑」の監督だからか。

64歳のイザベル・ユベールの痴態が見たいのか。

それとも、男性、男性器をコケにするのが見たいのか?

観客は、京都シネマの主な観客層、中老年の女性が多い。男性もちらほら。

かなり下ネタ話も多いので、それがいいのかも。

冒頭から覆面男に襲われ、レイプされるシーン。

(まさか、レイプシーンが見たさにきているわけもなかろうが。)

警察にも届けず、後半には再度襲われる。ここで犯人は分かってしまうので、ミステリー要素はなくなる。

ただ、主人公ミシェル(ユベール)、をめぐる複雑な男女関係。(まあ、この辺から日本ではありえない話)

題名のエルは、フランス語で「彼女」。

エロチック風、ミステリー風でいながら、結局、人生の機微をコミカルに描いた作品だ。

表面的なシーンだけで見ると、まさに「くそ」映画なのだが。

第74回ゴールデングローブ賞で最優秀主演女優賞と最優秀外国語映画賞を受賞し、第89回アカデミー賞でもイザベル・ユペールが主演女優賞にノミネートされた。評判の映画なのだ。

 

コメント
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