おすすめ度 ☆☆
ロサンゼルス近郊の砂漠地帯、セールスマンのサムは、留守宅の多さに辟易していた。
そしてたどり着いたモーテル、人の気配があるのに、誰も出てこない。
電話もつながらず、やきもき。
頼るは、ラジオのリクエスト番組。
翌朝出てみると、なぜか車の窓にいたずら書き。
車は途中でエンストを起こすし、
突然、警官に発砲される。そして格闘の末殺してしまう。
ラジオから流れる少女殺人事件。そしていつの間にか、自分が犯人に。
砂漠地帯の夕日の美しさ。
サスペンスなのか、ホラーなのか。
出てくる登場人物は、みな顔に面をつけているので、誰かわからない。
フランスの短編映画出身のクリストフ・デローの長編監督デビュー作。
男の置かれた状態に観客も同化させられ、サスペンスフルな展開に手に汗が。
でも、結局何なのか。ラストも謎が残ったまま。