おすすめ度 ☆☆
島々清しや は、紺碧の珊瑚礁と石垣・八重山諸島の青幻の海原と島々の自然の清らか美しいたたずまいを歌った秀歌である。
主人公のおじいは、三線の名手。この歌を歌う。
この歌を、テーマにした映画。新藤兼人監督の孫にあたる新藤風監督作品。
音に敏感すぎて不協和音を聞くと頭痛がする少女うみ。母は、歌が下手だと家出してしまい、三線の名手のおじいと暮らしている。
演奏会のために慶良間諸島にやってきたバイオリニスト祐子。
うみが、皆とはなれているのを、裕子がとりなし、グループに引き入れる。
一方、漁師の中にサックス吹きがいる。彼らの演奏の指導を手伝う。
沖縄の美しい自然と音楽。
このモチーフは美しい。
合奏という形態が、皆を結び付ける働きをする。
ただ、うまく描き上げたというには、ちょっと物足りない。