おすすめ度 ☆☆☆
ビターな恋愛映画好き ☆☆☆★
R15+ セックスシーン満載です。
第68回カンヌ国際映画祭でエマニュエル・ベルコが女優賞を受賞、
冒頭、女性がスキーで滑り出す。そして事故、足に重傷。
リハビリ中に、夫との10年の恋愛履歴を思い出す。
一目ぼれの夫は、気まま男、愛してはくれるのだが、すぐ浮気。別居。
一緒にいるのが楽しいが、今度は苦痛に、その繰り返し、だが二人は別れられない。
恋のとりこ。恋の苦しみ。
これ、まさにフランス映画の真骨頂。久しぶりの恋物語にすっかりいかれてしまう。
夫ジョルジオを演じる、バンサン・カッセル。まさにはまり役。女たらし。気ままをしながら謝るのがいい。
妻トニーを演じるエマニュエル・ベルコ。素を出しながら、初恋の時から中年まで、体当たり演技は見事。
原題の「モンロワ」は、フランス語で「私の王」
弁護士という聡明な人がはまる、愛のとりこ。これは、まさに女性の映画だ。