おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)
韓国映画ゆえか、吹き替え上映が圧倒。字幕版は稀少派。
韓国の新幹線は、ソウルから釜山まで、2時間だ。
新幹線を新感染ともじっているのは日本版。原題は「釜山行き」。
謎のウイルスの感染拡大と言っているが、いわゆるゾンビ化だ。
ソウルで、感染が起き、列車にも一人の女性が乗り込む。
彼女を助けようとした女車掌がまず、噛まれて感染。それからパニックに。
主人公のソグ(コン・ユ)ファンドマネージャーで、家庭を顧みず、娘に母親のもとに行くといわれしぶしぶ釜山へ同行。
ほかに、妊婦とその夫、野球部の高校生、中でも恋人同士がいる、二人組のおばあちゃん。身勝手な中年管理職。
一度、大邱駅で、停車するが、外はゾンビであふれている。
結局、ほとんどKTX101号の車中での出来事となる。
娘と妊婦たちを置いたまま、外に出たため、二組に分かれ、その救出作戦がハラハラドキドキ。
最後の方は、列車が転覆炎上、別の列車に乗り換えと大アクション映画となる。
ソグと娘の家族愛の問題、身勝手な管理職の言動は、社会問題を、そして、妊婦の夫の自己犠牲、などシリアスなテーマも盛り込んで、最後まで緊張の持続と、涙なしでは見れない愛の問題。
文句なしの娯楽巨編だ。