ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「疑惑のチャンピオン」、自転車競技で7連覇の男性がドーピング!

2016-12-25 09:28:22 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆

イギリス・フランス合作

これは、ツールドフランスを7連覇し、ドーピング疑惑で世界を騒がせたランス・アームストロングの実話の映画化だ。

日本では、自転車競技があまり知られていないが、ヨーロッパなどでは、一流の競技だ。

特に、ツールドフランスは、その過酷さで知られている。

なにしろ、23日間掛けて距離3300km、高低差2000m以上の中で競われる本当に過酷なレースだ。

そのレースに、7年間も連勝し続けた偉才がランスなのだが。

映画では、実際にどのようにして、薬物投与されているかが描かれている。

もともと、25歳でがんを発症し、手術後驚異の回復を遂げ、復活を果たしたランス。

ミケーレ・フェラーリという医師の指導の下、ドーピングを重ねていく。

そして、検査では合格という大義名分。

このレースのポイントは、山の上りだそうだ。それには、ドーピングが効果的とか。

早くから、このドーピングに疑惑の目を向けていた記者がいた、結局それが実を結び、その後の発覚へと結びつき、彼の書いた書籍をもとにこの映画は作られている。

ただ、映画自体は、日本人には、興味が薄い題材なので、それほど引き付けられない。

 


 

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「ドント・ブリーズ」、お金持ちの退役軍人の家に押し入った強盗の3人組。逆襲を受け惨劇に!

2016-12-24 18:26:15 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

サスペンス・ホラー映画好き ☆☆☆☆

PG12 捻りのきいた怖さ 保存された精液による人工授精

舞台は、デトロイト。職もない青年は、強盗でしのいでいるが、故買屋にたたかれ、一発逆転がほしいところ。

郊外に一人暮らしの老人で、金持ちを見つける。

男女カップルと、もう一人で、計画を練る。

やさしいはずだった。

老人は盲目。

だが、退役軍人で、めっぽう強く、なおかつ殺人をいとわないとんでもない男だった。

さらに、番犬の存在が。

まず、寝静まった男を確認して催眠剤を散布。

ところが突如現れる老人。

電気を消されて真っ暗闇。こうなれば盲人のもの。さらには勝手知ったる自分の家。

だが、早くは動けない老人。

手探りで、大金を探り当てる。

だが、そこから、地下の秘密の部屋が。

犬までもが盲人の手助けをして。侵入者はピンチ。

まあ、侵入者にも、老人にも感情移入できないので、展開が読めない。

「ドントブリーズ」、息をしないで。

本当、ハラハラ度満点だ。

ひねりのきいたサスペンスに満足。

「死霊のはらわた」のフェデ・アルバレス監督作品

 

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「クーパー家の晩餐会」、クリスマス、4世代の家族が大集合の晩餐会!

2016-12-23 20:31:02 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

クリスマスにちなんで ☆☆☆★

この映画が公開されたのは2月、DVDも10月か11月に公開。

今日は、クリスマスイブの前夜だが、クリスマスケーキを早くもらってしまったので、我が家も一家だんらんのクリスマスイブイブ。

この映画、4世代11人の大家族のクリスマスパーティー。

料理や音楽に凝っていて、雪景色の美しさと相まって、ムードを盛り上げてくれます。

登場人物が、それぞれ、悩みを抱えていて、それを秘密にしているものだから、ぼちぼちとばれていき、クスクスエピソードが満載だ。

ちょっと話があちこちする煩雑さはあるものの、ご都合よく、まとめてくれるので後味は悪くない。

人それぞれ悩みをかかえているもの、それをいかにクリアするかが、人生の分かれ目だが、本作はまこと都合よく大団円。

舞台回しの犬が大活躍。

ダイアン・キートン、ジョン・グッドマン。マリサ・トメイ、オリビア・ワイルド、アラン・アーキン、アマンダ・セイフライドら、演技派勢ぞろいで魅せてくれる。

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「園子温という生きもの」、映画監督園子温のドキュメンタリー

2016-12-23 13:34:45 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆

園子温好き ☆☆☆☆

園子温のワンマン映画だから、興味のない人には意味がない。

だが、その生い立ちから、最近作「ひそひそ星」の舞台裏まで、総集編的。

もともと、テレビ番組「情熱大陸」で園子温を撮った大島新(大島渚の次男)が、テレビでは描けなかった園を撮りたいと長期ロケで170時間を超えた作品になったが、そこから編集で97分に絞り込んでいる。

少年時代、映画にあこがれて、かいた日記は天才の片りんを見せるし、実家では、不思議な住人(妹)と、貯めていた本の整理をするところなど、人となりが読める。

また、震災にあった福島への思い入れの深さが、その後の作品「ひそひそぼし」に表れている。

「ひそひそぼし」より先に見るべきかは、わかれるところだが、両者のコラボなので、両方見るのが正解。

酔っぱらって絵を描くところとか、妻をモデルにして絵を描くところとか、コンテを描くところとか、なかなか絵心ある一面を見せる。

ただ、少なくとも、セックスとバイオレンスの園は、ほぼ封印されている。

パフォーマンスで、警察にしょっ引かれるシーンは、よくとれたなと思う。

その他、染谷や二階堂をはじめとするインタビューも含まれていて、回顧録物の常道だ。

「新宿スワンⅡ」が、待ち望まれる。

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「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」、スターウォーズのサイドストーリーだが、本編並みの迫力!

2016-12-22 16:51:29 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

スターウォーズは、1977年にジョージルーカス監督で作られてから、2015年に作られた「スターウォーズ/フォースの覚醒」のエピソード7まで、7作品が作られている。

今回の「ローグワン」は、そのサイドストーリとして作られている。

サイドストーリーといっても、その迫力は十分で、特にラストは、必見の作りになっている。

スターウォーズとあるように、宇宙世界を描いたSFであるが、主人公たちはあくまで並みの人間であることが身近に感じさせられる。

基本、帝国軍と反乱軍の戦いとなっており、構図は明快。

そして、SFだけにその構図は壮大。爆破シーンなどは、圧巻。

今回のミッションは、帝国軍の最終兵器「デススター」をめぐっての争い。

主人公となる女性は、その「デススター」の設計者の娘であること。すなわち、父娘の物語でもある。

一方、反乱軍は、帝国軍の圧倒的な力に押されるが、それをチームワークと決死の覚悟が実を結び、なんとか戦い抜く。

相手は、ロボットであったり、巨大なメカニックの殺人マシーンだったり。

一方で、ホロコーストなど、現代技術が生かされている。

なんといっても、描き抜かれた戦闘シーンの圧巻に、心踊らされる。

 

 

 

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「暗殺」、日本統治下の韓国、韓国臨時政府による暗殺計画!

2016-12-21 17:44:57 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆★

歴史もの好き ☆☆☆

R15+ 

韓国では、2015年夏に公開され、約1270万人という大ヒットを記録した。

女性スナイパー、速射砲、爆弾職人3人の志士が、日本軍と日本軍にすりよる朝鮮人の暗殺をもくろむ。

上海と京城(現在のソウル)が舞台だ。

この手の映画では、日本軍が悪者になるのだが、この映画は、それよりもきたない朝鮮人が標的。

日本軍も、韓国語なまりの日本語を話す韓国俳優なので、ちょっと絵空っぽい。

女性スナイパーには双子がいて話は複雑。

だが狙う相手は決まっており、逆に彼らを追う殺し屋が現れ、迫力ある展開に。

かなり大掛かりなセットで、はく激戦を活写。

韓国人にとっては、国を救う烈士であり、この展開では喝采だろう。

まあ、日本人としては、スリルとアクションを楽しむのだが、それにはちょっと、の感あり。

 

 

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「トリプル9 裏切りのコード」、犯罪都市アトランタ、ロシアンマフィアに踊らされる警官OB!

2016-12-21 10:57:55 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★

犯罪映画好き ☆☆☆

R+15 生首がさらされたり、結構グロいシーンがあります。

タイトルのトリプル9は、999という警察内部の暗号。「警官が殺された現場に急行せよ」。

ある意味名の知れた9人の俳優陣。

警官や特殊部隊経験者が犯罪組織という強力さ。

一方で、警察組織も薬をやったり、ただれている。

それにしても、ロシアンマフィアにケイト。ウィンスレットを採用する豪華さに唖然。

999の状態で、警察の手薄になったところを攻撃するアイデア。

だが、悪は滅びる。

次々に殺される展開は、手に汗。

ただ、登場人物が多いのと、前半は意味が分からぬまま物語が進むので、やや難解。

マニアには垂涎の映画らしいが、予備知識を入れていくか、二度見するほうがいいみたい。

 

 

 

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今年最速の映画賞 報知映画賞 授賞式行われる。

2016-12-21 08:20:37 | ヨーロッパ映画

作品賞・邦画部門:「湯を沸かすほどの熱い愛」


作品賞・海外部門:「クリード チャンプを継ぐ男」


主演男優賞:三浦友和「葛城事件」


主演女優賞:宮沢りえ「湯を沸かすほどの熱い愛」


助演男優賞:綾野剛「リップヴァンウィンクルの花嫁」「64-ロクヨン-」「怒り」


助演女優賞:杉咲花「湯を沸かすほどの熱い愛」


監督賞:李相日「怒り」


新人賞:岩田剛典「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」


新人賞:中野量太「湯を沸かすほどの熱い愛」


特別賞:「君の名は。」

読者投票を主体にした映画賞。

「湯を沸かすほどの熱い恋」が、作品・新人監督・女優(主演・助演)と多くの部門で受賞。

作品の力強さを感じた。と、ともに今年は、ベテラン監督が抜かれてしまった感あり。

「君の名は」が特別賞を得たのは、その人気の高さか。

 

 

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「ダーティー・コップ」、ニコラスケイジ主演のサスペンス。

2016-12-20 18:26:56 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆

ニコラスケイジ好き ☆☆☆

日本題の通り、悪徳刑事物語。 R+15 まあ、犯罪映画だからね。

ニコラスケイジが、狂った警官を実に楽しく演じている。

共演は『ロード・オブ・ザ・リング』のイライジャ・ウッド。

二人の刑事のやり取りがあたかもコメディ。

釈放された囚人の保釈金の多さに目をつけ、その金の隠し場所を特定、盗みに走る。

ケイジとイライジャのコンビが絶妙。

かなり度胸の据わったケイジと、すべてにおびえまくるイライジャ。

大型金庫の二階に侵入、上からドリルで穴をあけ、金庫のダイヤルを読み取るというちょっと変わった金庫破り。

だが、いいことは続かない。

ラストの結末は、予想されるが、気分のいいものではない。

ただただ、ニコラスケイジの狂いっぷりに喝采だ。



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「ブルーに生まれついて」、往年の名トランぺッターのサイドストーリーです。

2016-12-19 19:06:56 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

ジャズ映画好き ☆☆☆★

アメリカ・カナダ・イギリス合作 R+15

黒人プレイヤーの中で、白人として気を吐いていたトランペットプレイヤー チェット・ベイカーの伝記映画。

1986,1987年に来日しているが、その翌年亡くなっているので日本での知名度は低い。

「マイファニーバレンタイン」で有名だが、むしろ他の歌手によるカバーで有名。

1929年生まれの彼は、一度有名になってから、薬物に手を出し、何回か刑務所に入れられている。

そんな彼を受け入れる黒人女性が現れ、彼に献身的に尽くし、再起させる物語だ。

気の弱さゆえか、音楽という魔物がそうさせるのか、音楽家の薬物中毒は多い。

本映画は、薬物もそうだが、薬の売人に徹底的に肉体を壊され、それを克服する物語となっているので、前向きではある。

だが、ラストは、痛々しい終わり方。

音楽映画としては素晴らしく、ベイカーを演じるイーサン・ホークの演技もほめるべきだが、最後まで、ベイカーに人間的魅力を感じられないのが残念だ。



 

 

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