ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ライオンは今夜死ぬ」、老優の悩み!

2018-08-24 16:25:42 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆★

ジャン=ピエール・レオ好き ☆☆☆☆

フランス・日本合作

監督 諏訪敦彦

フランスの俳優を使ったフランスが舞台の、日本映画。

「ライオンは今夜死ぬ」は、比喩的な表現。ライオンは出てきますが。

「大人は判ってくれない」のジャンピエールレオ。あの少年が老いて今では老人の役を。

「死の演技」ができないと嘆く老優。時間ができたので、昔の恋人の面影を求めて、廃墟へ。

そこで、若いままの昔の恋人(幻影)と出会う。

その廃墟で、映画を作ろうとしている少年たち。

老優に出演交渉、OKがでる。

早速シナリオ作りから。

老優と少年との交友から、老人は、死の意義を見出していく。

南フランスのラ・シオタの風景は、美しいが、映画は単調だ。

 

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「アムール、愛の法廷」、法廷劇と大人の恋!

2018-08-24 09:24:21 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆★

オトナの恋すき ☆☆☆

ベネチア映画祭最優秀脚本賞、主演男優賞、セザール賞助演女優賞受賞。

乳児殺害事件の裁判、陪審員制度のフランスの裁判の模様が、丁寧に描かれる。

その間に、裁判長の人となりや行動が丁寧に。

風邪をひいているが、それでも、職務を全うする。

陪審員の中に、以前入院中にお世話になった女医がいることに気づき。早速お食事に。やがて、好意がエスカレート。

一方、裁判は、夫が被告で、乳児を殺したことになっているが、被告は全否定。

堅物裁判官が、恋に落ちて、やさしくなる様子や、陪審員裁判の裏側が見れて面白い。

ただ、話にこれといった起伏がない。

俳優陣の頑張りで見せる映画か?

 

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「マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年」、世界的靴デザイナーの全貌!

2018-08-23 09:29:13 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆

マノロ好き、アート好き ☆☆☆

評判の靴メーカー「マノロブラニク」、その当主の全貌を描いた映画。

まさにセレブたちが好んで履く靴。

履いた人がみな絶賛。

独身を通し、自ら靴づくりの姿勢を崩さない意固地じじい。

監督の、マイケルロバーツは芸術家だけあった、映画自体もアート。

コメントと、マノロ自身のかたり、そしてデザインされた靴の数々。

まさに靴フェチ向けの映画だ。

表題の「トカゲに靴を作った少年」は、実際にあった話だが、ここに主眼はない。

 

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「心と体と」、片手が不自由な中年男性とコミュニーケーション苦手な若い女の恋!

2018-08-22 17:33:15 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

静謐な映画好き ☆☆☆☆

ハンガリー映画 PG12

2017年・第67回ベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞をはじめ4部門に輝いた。

題名だけ見て、この映画を知るのは難しい。見逃しかけていた。

冒頭の牛のと殺場面が、リアルに写される。殺された牛の頭を切り落とし、その切り口を見せる。淡々としているのでグロくはないがショッキング。

このと殺場に若い女性がやってくる。臨時の検査官だ。かなり神経質。いわゆるアスペルガー症候群。うつ病に近い病気だ。

一方、工場の財務部長、片腕を亡くしている。かっては、家族もいたようだが、今は独身。

牛の交尾薬が盗まれ、その捜査に心理分析官が加わる。

そこで、財務部長と女性検査官が同じ夢を見ていたことがわかる。

そのことから、二人は愛し合うようになる。

なんとも心理的な映画だ。

鹿の夢が、二人を結び付けるなんて、ちょっとロマンチック。

血と夢すなわち、肉体と心。それが合体した時、幸せが訪れる。

なんとも不思議な映画だ。

 

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「愉楽への手ほどき」三人の女性のヌードが見られます!

2018-08-21 18:47:59 | フランス映画

おすすめ度 ☆

女性のヌード好き ☆☆☆

劇場未公開

エロチック・官能映画

ジャンクロードブリソー監督作品

携帯を拾った女性、そこには女のあられもない姿が。

携帯を返しに行って、すぐさま、合体。

さらには、もう一人の女性も加わって。

でも、フランス映画らしく、さらりとしていて、えげつなさがない。

迷走を愛する老人も出てきて、まさに愉楽のひと時。

 

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「ゴーギャン タヒチ、楽園への旅」、タヒチでの愛と苦悩!

2018-08-21 15:30:23 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆

R15+ 

19世紀フランスを代表する画家ゴーギャン。

第一次タヒチへの移住を描いた作品。

ゴーギャンは1848年にパリで生まれ、1871年に株式仲介人として安定した職を得て、1873年にデンマーク出身のメットと結婚、1883年までに5人の子供が生まれる。

そのころから、絵を描き始め、展覧会にも入選、画家たちとの交流を始める。

1883年の株の大暴落で、画家に専念する。だが売れない、絵に魅力を失う。

1891年、すべてをなげうってタヒチへ移住。そこで、自らの小屋を建て、現地妻を得て、画業に専念する。

だが、絵は売れず、貧困の末、妻にも逃げられ一旦パリへ帰ることに。

ゴーギャンのタヒチの絵は、彼の絵の代表となるが、この時期の作品だ。

重労働に身をやつし、妻との確執など、決して楽園とは言えない日々だが、

表現された絵は、まさに楽園である。

バンサン・カッセルが、ゴーギャンを好演、妻でありモデルであるテフラを演じるツイーアダムスは絵から抜け出たようによく似ている。

 


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「カメラを止めるな!」、都内2館の上映から口コミで拡大!

2018-08-20 17:47:21 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)

ゾンビ映画好き ☆☆☆☆

“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018”とか、南米とか、各国で受賞している国際派。


評判になって、TV出演もしている監督と主演者。

だが、ネタバレ厳禁のため、みんなには内容が知らされない。

そんな作戦が成功して、製作費300万円なのに、稼ぎまくっている。

東京では、最初限定上映だったため、キップが取れないと大騒ぎ。

 

で、滋賀県の映画館で鑑賞。なぜか京都はスルーされている。いずれは上映されるのだろうが。

 

要は、ゾンビ映画を製作中に、本物のゾンビが参入、カメラを回し続けるというもの。

冒頭37分にわたるゾンビ映画製作中に本物のゾンビが参入する映画が始まる。で、タイトルバックもあってこの映画が終わって、タイトルが出る。

要は、この映画は二重構造になっている。

だから、もう一度、最初から見たくなる人がいて、リピーターが増えているとか。

で、後半は、ネタ晴らし満載で、コミックと家族映画として成立する。

 

最後まで飽きさせないテリングと意外性の導入で観客をひきつけてやまない。

 

 

 

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「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」、ギリシャ神話がモチーフ!

2018-08-19 19:20:50 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆★

文学作品好き、サスペンススリラー好き ☆☆☆★

イギリス・アイルランド合作 PG12

ギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督が、幸せな家庭が1人の少年を迎え入れたことで崩壊していく様子を描き、第70回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したサスペンススリラー。

全編に漂う不思議なスリル感、後半になって命題が与えられさらにエスカレート。

心臓外科の名医スティーヴン(コリン・ファレル)と眼科医のアナ(ニコール・キッドマン)は郊外の瀟洒な邸宅で聖歌隊に入っている優等生の長女キム(ラフィー・キャシディ)とロック好きの息子ボブ(サニー・スリッチ)と暮らして居た。

しかしスティーヴンは数カ月前から彼を訪ねて来る元患者の遺児、マーティン(バリー・コーガン)と密会を重ね、様々な援助を与えていた。
 スティーヴンはマーティンの父の死に或る事がらから自責の念を感じていたのだ…。

古代ギリシア悲劇のひとつ『アウリスのイピゲネイア』を基にしていると言われる本作。その悲劇の概要は、「聖なる鹿を殺して女神の怒りを買った父親が娘を生贄に捧げる」というもの。

次々とボブの予言が当たり、結局犠牲者を選ばねばならない。

ギリシャ神話だけに、いささか難解だが、監督の手腕で、カメラワークや音楽も加わり、不穏な雰囲気映画としては出来のいい作品だ。


 

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「ベルリン・シンドローム」、ベルリンに旅に来た女性が監禁される映画です。

2018-08-19 09:19:43 | オーストラリア映画

おすすめ度 ☆☆

監禁映画好き ☆☆☆

R15+ セックスシーンがあります。

・『さよなら、アドルフ』で注目されたオーストラリアの俊英女性監督ケイト・ショートランド最新作
・サンダンス映画祭をはじめ全世界を震撼させた、監禁映画史上最も危険な“極限"ハードコア・サスペンス・スリラー
・『ハクソー・リッジ』『ライト/オフ』などで大ブレイク中、ハリウッド注目度No.1女優
テリーサ・パーマーが、体当たりで魅せる鮮烈なヌード&拘束シーン、そして度肝を抜く戦慄のラスト……

これアマゾンの解説です。

でも、オーストリア人のちょっと奇麗な姉ちゃんが、ベルリンにやってきて、ちょっと変態の教師と意気投合。

彼氏の部屋で、エッチに及ぶが、監禁されてしまう。

手足を縛られたり、シャワー時に襲われたりと変態ですが、

それほどの悪ではないので、良いのやら、つまらないのやら。

カメラマンの設定だけあって、たくさんの写真が出てきます。

監禁だけの映画なので、あまり進展もなく、平凡です。

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「今夜、ロマンス劇場で」、映画から抜け出したお姫様と助監督の恋!

2018-08-18 17:14:42 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

「ローマの休日」をパロったお姫様と助監督の恋物語。

撮影所でのお話なので、大手映画会社の映画かと勘違いしていたが、なんとフジテレビの作品。

それにしても、映画へのオマージュ満載。

前半は、お姫様が映画から抜け出す下りから、現実を案内していくうちに、ますます好きになって、相思相愛の中に。

だが、お姫様は、人と触れてはいけない別世界の立場。

途中から、病床に伏す老人が登場。

で、この老人を演じるのが加藤剛。

この老人こそが、助監督の成れの果てなのだが、ずっと、お姫様を想い続けた、恋の権化なのだ。

その痛々しい迫真の病気の演技。(それは、演技というか、そのままというか)

加藤剛の役者魂を見た。

映画青年にとっては、微笑みの恋愛映画だ。

それにしても、綾瀬はるかは、この映画のためにあるような、まさに映画美人だ。

坂口君も、一途な青年によくマッチしている。

映画館主の柄本明は、キューピット役を好演。

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