ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「素敵なダイナマイトスキャンダル」、カリスマ編集長の半生記!

2019-02-21 17:48:41 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

カストリ雑誌好き ☆☆☆★

R15+  女性の裸を売り物にした雑誌の編集長なので、女性の裸がたくさん出てきます。

原作は、実母がダイナマイト心中を図ったという強烈な体験を持つ雑誌編集者・末井昭の自伝的エッセイ。

末井氏は、現在も健在で、作家活動をされている。

本映画は、その青春時代にスポットを当て、当時のエロ雑誌界の雰囲気を描いている。

当時を知る人にとっては懐かしい雰囲気だ。

母親が、結核を患い、隣の息子とダイナマイト心中したという鮮烈な過去を持つ。

父とも別れ、絵の才能を生かそうとデザイン学校に通い、キャバレーの看板描きから、雑誌のイラスト担当、自ら編集者を買って出る。

当時のいわゆるカストリ雑誌。

当然警察から目を付けられ、アンダーグラウンドな世界。

コンビニから、成人雑誌を撤去しようとの動きのある今どき、懐かしい映画だ。

後半は、パチンコに入れ込み、パチンコ雑誌発行へと移る。

当然、女遍歴もあり、女を裸にするのが仕事。

まあ、ちょっとやばい映画ではある。

柄本佑が好演。キネ旬ベストワン男優に選ばれている。

 

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「ミスミソウ」、絶望の果てに芽生えた狂気!

2019-02-20 17:31:21 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

復讐劇スプラッタ美少女百合映画好き ☆☆☆☆

R+15 とにかく、いじめや殺しが半端なくえぐい。

押切蓮介の人気サスペンスコミックを、「ライチ☆光クラブ」の内藤瑛亮監督のメガホンにより実写映画化。

東京から田舎の中学校に転校してきた野咲春花は、学校で「部外者」扱いされ、陰惨ないじめを受ける。

雪景色がこの映画のハイライト。

題名の「ミスミソウ」は、雪の下で耐え忍ぶ花。

春花は、恋人もいることであり、ずっと耐え続けるが、家に放火され、両親は死亡、妹も意識不明の重体。

放火もいじめグループの仕業と知った春花は、復讐を決意。

だが、その復讐の殺し方がえぐい。

日本映画もここまでやるかといった一線を越えた描写。

赤と白のコントラストが、壮絶さを引き立てる。

まさに救いようのない惨劇。

 

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「黄泉がえる復讐」、犠牲復活者がからむ事件!

2019-02-19 17:35:38 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆

「反逆の韓国ノワール2018」上映作品

韓国映画は、時々、風変わりな作品を作り出す。

本作も、犠牲復活者という、仏教世界では考えられれない存在がテーマ。

何者かに殺された人間がその相手に報復すべく生き返るという。

そのため、アイデアとしては面白いが、ちょっとあれっという感じの展開。

検事のジンホンには7年前、母親が強盗に殺害され、その後に犯人と見なされた男が死亡したという過去があり、母を殺した真犯人は別にいると考えるジンホンは、独自の調査を続けていた。

だが、その母が「犠牲復活者」として、蘇り、あろうことかジンホンに襲い掛かる。

その背景に、母親の死に犠牲復活者が絡んでおり、最期には、真相が明らかになり、終わる。


 

 

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「ボーン・アイデンティティー」、マッド・デイモン主演のポリティカルアクション!

2019-02-19 09:39:49 | NHKプレミアムシネマ

おすすめ度 ☆☆☆★

2002年 アメリカ映画

原作は人気作家ロバート・ラドラムのポリティカル・サスペンス3部作の第1作「暗殺者」。

なお、その後、シリーズ化されている。

銃で撃たれて負傷した男がマルセイユ沖で漁船に救助された。男は記憶を失っており、手がかりは皮膚の下に埋め込まれていたスイスチューリッヒの銀行口座を示すマイクロカプセルのみ。

そこには、複数のパスポートや現金、銃が保管されていた。

その後、CIAに感ずかれ、追いかけられる。

たまたま、トラブっている女性の車に同乗。

そこから、パリ市内を走るカーチェイス。今見ても、十分堪能できる作り。

ホテルでは、ヒットマンに襲われるが、逆にやっつける。

まあ、その後の逃走は、今では既視感だが。当時としては新しかったのでは。

マッドデイモンが主役を張っているが、まさに若々しい好青年だ。

同乗した女性とのほのかな恋も描いて、楽しい逃走劇だ。

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「3D彼女 リアルガール」、リア充美少女と恋愛経験ゼロのオタク男子の純愛!

2019-02-18 17:23:37 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

青春恋愛映画好き ☆☆☆★

原作は、那波マオの同名人気コミック。

リア充美少女に扮する中条あやみが結構奇麗で、役にピッタリ。

オタク男子に扮する佐野勇斗も、おタクから成長していく様をうまく表現。

前半は、テンポよく、コミカルに、オタクと美少女の恋愛を描いている。美少女がオタクをうまくリード。

オタクも、半信半疑ながら深みにはまっていく。

半年の期限付きに意味があるのだが、オタクは、もう美少女にぞっこんになっていく。

二人を取り巻く、学生たちも、うまく演技を合わせ、盛り上げていく。

そして、ハロウイン、ここは、ミュージカル風。ちょっとテンポが変わるが、ミュージカルも楽しい。

ただ、姿を消してからの後半は、ちょっと不自然。

まあ、純なオタクと美少女の青春は、ちょっといけてる。

アニメキャラが出てきて、神田沙也加の声で。魅力的。

西野カナの楽曲も楽しい。

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「きみへの距離、1万キロ」、北アフリカとデトロイト、その距離1万キロ。

2019-02-17 17:22:48 | カナダ映画

おすすめ度 ☆☆☆

ロミオとジュリエット好き ☆☆☆★

地球の反対側で暮らす男女が監視ロボットを通じて出会う運命の恋を描いたラブストーリー。

監視ロボットを恋のキューピットに使うとは、まさにアイデア勝負。

女性側に、古い因習を持ち込んで、原題にでるロミオとジュリエットに見立てるのもアイデア。

ロボットとジュリエットとは面白い寓話。

アフリカの油田を監視するのに、ロボットを使って、アメリカ・デトロイトで監視するとは、今風。

そのロボットが脱線して、恋のキューピットになる。

ただ、ガス田泥棒とガス爆発はやりすぎ。またちゃちいロボットは愛嬌か?

まあ、つまらないと思い出すとつまらない、恋物語にはまると涙する、そんな映画だ。

監督は、「魔女と呼ばれた少女」で第85回アカデミー外国語映画賞にノミネートされたカナダの新鋭キム・グエン。

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「スレンダーマン 奴を見たら、終わり」、ホラー映画です!

2019-02-16 16:37:57 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆

劇場未公開

全米で話題騒然!戦慄の大ヒット!
”新時代の怪人”スレンダーマンが、ついに日本上陸!(アメリカの都市伝説)

アメリカ、マサチューセッツ州の小さな町。昔から仲の良いレン、ハリー、クロエ、ケイティの高校生4人は、ある夜、巷で噂の都市伝説「スレンダーマン」を呼び寄せる動画を見てしまう。それは、“3度のベルと共に彼が現れ、連れ去られてしまう”という恐怖の内容であった。怯えながらも半信半疑の4人だったが、1週間後、課外活動中にキャシーが忽然と姿を消し…というお話。

姿を見た者を連れ去る怪人・スレンダーマンは、痩身で、スーツとネクタイを身に着けている。
彼の顔は、目鼻のないのっぺらぼう。グロくない安心怪人。

この映画では、実際に役者が演じている。

まあ、アメリカのスレンダーマン伝説をしるのにはいい映画かも。

女学生が4人でてくる話で、そちらの興味があれば面白いかも。

で、この映画、めちゃ暗くて、何をしているのか見えないとことが多く。ホラーといいながら、音や画像で脅かすだけで、見ているものの興味がわかない。


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「アクアマン」、海中アクション、さすが!

2019-02-15 17:04:53 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)

アクション映画好き ☆☆☆☆

DCコミックス原作のヒーローで、「ジャスティス・リーグ」にも参戦したアクアマンを主役に描くアクション大作。

やっと海底に目を付けた製作陣。目新しさが何よりの身上。

海底に広がる巨大な帝国アトランティスを築いた海底人たちの王女を母に持ち、人間の血も引くアクアマンは、アーサー・カリーという名の人間として地上で育てられた。

この母を演じるのがニコールキッドマン。いつまでも美しい。

そして、成長したアクアマンを演じるのが、ジェイソン・モモア。ハワイ出身のなかなかのガタイだ。少し野性っぽいところが、恋をしても様になる。

そして、海底の動物たち。アニメの色合いが実に奇麗。

後半は、大アクションとなるが、次々と現れる決闘家たち。

アトランティスが人類を攻める目的が、環境問題。

敵なのだが、根底からは憎めない。

次作もあるような終わり方。

この映画を超えられるだろうか。

 

 

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「ヒトラーと戦った22日間」、ナチス収容所から脱走した人がいた。これ事実です!

2019-02-14 17:24:20 | ロシア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

ロシア・ドイツ・リトアニア・ポーランド合作映画

PG12 ユダヤ人収容所の過酷なシーンが続きます。

第2次世界大戦下にナチスが建設したアウシュビッツと並ぶ絶滅収容所ソビボルで起こった脱出劇を、実話をベースに描いたドラマ。

絶滅とは、ここに来た人たちはすべて。すぐに殺される運命。

ただ、火葬のための燃料の確保、死体処理など、必要な人員は生かされていた。

だが、彼らとて、いつ殺されるかわからない。

なにか、事件があると、10人に一人、すなわち10と数えられた人は射殺。

前半は、この収容所の殺人風景が延々と流され、実に気の重い映画だ。

こんな状態だから、ナチスの監視員たちは、酒におぼれる。

中盤、車を人に引かせ、走らせるシーンは、盛り上がるが痛ましい。

そんな過酷な状況で、脱走を計画、実行する。

ロシアの国民的俳優コンスタンチン・ハベンスキーが自らの脚本で初メガホンをとり、映画監督デビュー。主役も務めた。

邦題は、紛らわしく、ヒトラーは出てこない。

全員脱走という壮大な結末だが、犠牲者も多く、手放しでは喜べない。



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NHK朝ドラ「まんぷく」、佳境へ!

2019-02-14 09:07:00 | ドラマ

NHK朝ドラ チキンラーメン誕生秘話「まんぷく」 クライマックスへ

いよいよ、今週でチキンラーメンは完成。

後は、どうなるのか?

おかげで、日清のチキンラーメンは、完売。

今でも人気商品だ。

戦後、製塩業からはじめ、このラーメンに行きつく。

そして、このドラマでもわかるように、妻の内助の功。

それにしても、安藤さくら、只者ではない。

キネマ旬報で、夫婦同時主演賞獲得という快挙を成し遂げ、その演技にますます拍車が。

たとえば今日の、桐谷との丁丁発止の場面は、まさにさくらの真骨頂。

まだまだ、見逃せない「まんぷく」です。

 

 

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