おすすめ度 ☆★
変った映画好き ☆☆★
ドイツ・フランス・イギリス・ポーランド・アメリカ合作
PG12
太陽系をはるかに超え宇宙を突き進む一隻の宇宙船「７」。その船内で、モンテ（ロバート・パティンソン）は生まれたばかりの娘ウィローと暮らしている―。宇宙船の乗組員は、９人全員が死刑や終身刑の重犯罪人たち。モンテたちは刑の免除と引き換えに、美しき科学者・ディブス医師（ジュリエット・ビノシュ）が指揮する“人間の性”にまつわる秘密の実験に参加したのだった。
要は、宇宙での生誕を描いた映画だが、
なにしろ、犯罪者の集団、そして、担当する女医師が狂っている。
冒頭シーンは、生き残った男と赤ん坊。
そしてそもそもが語られるが、正常でない状態で次々と死んでいく。
語られる誕生も、グロい。
低予算で、とりあえず、アイデア勝負の特異作。
これを面白いとみるかどうか。
ジュリエットビノッシュのオナニーが見られます。
おすすめ度 ☆☆
「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品。
小惑星に向かっていた宇宙船が、ガス爆発に巻き込まれて全壊。
緊急避難船に逃げのびたホロウェイが目を覚ますと、生き残ったのは自分1人だった。
そこから始まる、宇宙一人旅。
唯一の救いは、救助船の女船長。知り合いの船長は死んで、その代わりだ。
そして、太陽接近まで７０分。
その間に、酸素は少なくなるは、温度は上がるは、もう救いようがない。
家族との会話もつながらず、まさに八方ふさがり。
いろいろ検討して、上映時間92分を持たせる。
まあ、低予算映画だから仕方ないか。
主演は、スティーブン・オッグ。
おすすめ度 ☆☆☆
劇場公開は不明。WEB公開。
R15
あなたを愛し、あなたに愛され、私は乱れ咲く。
不能男が、妻の情事を盗み見、
江戸川乱歩並みのエロティック。
主演に、国際的AV女優波多野結衣を起用したことで、作品に深みが出た。
城定監督、得意のテクニックで、波多野を輝かせている。
セックスシーンも巧みな処理で、見られる。波多野も惜しげもなく。
愛の映画。
おすすめ度 ☆☆☆ （劇場鑑賞）
フランス映画好き ☆☆☆★
フランス・日本合作
それにしても、是枝監督、見事にフランス風映画を撮りこなした。
演じているのが、フランス女優だから、演技は、自然なのだけど、流暢なフランス語の洪水を見事にこなした。
そして大女優のカトリーヌドヌーブ。その貫禄と、相手役のジュリエット・ビノシュの辛辣さ。
大女優が書いた自伝に不満の脚本家の娘。それに加わるのが、夫のイーサンホークと、孫のクレモンティーヌ・グルニエ。
孫役は、是枝監督お得意の子役演出。
それにしても、アメリカから呼んだだけあって、イーサンホークがいい味出している。
大女優の、実社会でも演技。まさにどれが真実やら。
その解脱さに酔いしれる一品。
おすすめ度 ☆☆☆★
韓国版のため、いろいろ作り変えられている。
そのため、コメディ要素が強く、明るい雰囲気となっている。
母が亡くなって、雨が降るとやってくるという母の言葉を信じて、雨ごいをする息子。
そして、期待通り、雨の日に母が帰ってくる。ただし、雨が止むまでという条件付きで。
母は記憶喪失で、何も覚えていなかった。
そこでなれそめからの話を夫がするので、まさに恋愛映画。
うぶな二人が初々しい。
一度は分かれながら二人の思いはつながっていた。
そして、この話を聞きながら、蘇った妻は、再び夫と恋をするのであった。
一度で二度おいしい。
ちょっと長い気もするが、子供の母を乞う姿や、夫の友人のコメディタッチがいかにも韓国映画らしく楽しい。
ソン・イェジンと、ソ・ジソブが主演を務めている。
おすすめ度 ☆☆
スペイン・イタリア・イギリス合作
「カリコレ2019／カリテ・ファンタスティック！シネマコレクション2019」（19年7月13日～8月9日）上映作品。
ジョン・トラボルタが主演
過酷なダートトラックレースの世界に生きる男たちの生き様を描いたカーアクション。
ダークトラックレースなので、地味。
ダートトラックレース界で頂点を極めた元ドライバーのサム・マンローは、同じ道に進んだ息子カムが自分のようなチャンピオンになることを夢見ていた。
息子が、ライバルチームに移籍。俄然張り切ったサムが復帰。
レースをめぐっての親子愛物語。
取り立てたものはない。
おすすめ度 ☆☆☆
ベルリンの壁崩壊後、旧東ドイツのライプツィヒ郊外にある巨大スーパーマーケットを舞台に、社会の片隅で助け合う人々の日常を繊細なタッチで綴ったヒューマンドラマの名品。
ドラマの大部分が巨大なスーパーマーケットの店内なので、密室劇のような雰囲気。その閉塞感は、東西統一後もなお経済格差に苦しむ旧東ドイツの人々の心象風景を象徴するかのよう。
新しくこのマーケットにやとわれた寡黙な青年。飲料係に配属され、フォークリフトの扱い方など、先輩に教わり、徐々に慣れていく。
そして、菓子係の年上の既婚の女性と心を通わせていく。
淡々とした職場の描写。
地味といえば地味。
職場のスケッチが進むにつれ、徐々に動いていく。
それが人生。
良い方向と悪い方向、いずれにせよ時は流れる。
音楽がいい。
しみじみとした映画。
おすすめ度 ☆☆★
「カリコレ2019／カリテ・ファンタスティック！シネマコレクション2019」上映作品
R15+
題名からすると、なにか、ドンパチ復讐するのかと思うが、これは、自虐映画。
オーランド・ブルームが主演。まさに渾身の映画。
幼いころに受けた牧師からの性的虐待。
そのトラウマが作用して、日々暴力の世界。
恋人や母親にまでつらく当たる。
終いには、自らの手を傷つけ入院するありさま。
そして相手の牧師が身近に帰ってくる。
それが、余計に自らを苦しめる。
重い映画。
キリスト教が背景にあるので、わかりにくい。
おすすめ度 ☆☆☆★
真実映画好き ☆☆☆☆
名匠ロブ・ライナーが、イラク戦争の大義名分となった大量破壊兵器の存在に疑問を持ち、真実を追い続けた記者たちの奮闘を描いた実録ドラマ。
アメリカの首脳部が、このような愚かな歴史を刻んでいた。
だが、アメリカには、それを疑問に思い、皆に伝えようと努力した新聞があった。
日本では、まずこんなことは起こらない。
そんな貴重な物語を映像化した。
話は地味なだけに、取り上げるのは難しい。
記者たちの、奮闘がメインのテーマだが、それだけでは、映画として弱い。
監督自ら、リーダー役を演じ、まあここが一番光っていた。
「バイス」といい、いま語られるべきテーマなのヵも。
記者役は、ウッディ・ハレルソン、ジェームズ・マースデン、まあちょっと小ぶり。
おすすめ度 ☆☆★
劇場未公開
官能映画
ドイツ・イギリス・アメリカ合作
原作はリディアン・ブルックが2013年に発表した小説。
第2次世界大戦で連合国が勝利してから5カ月後。空襲で息子を亡くしたイギリス人レイチェルは、ドイツのハンブルクに駐留する夫ルイスのもとへ向かう。愛する息子を失ったつらい記憶は夫婦関係に暗い影を落としていたが、一緒に暮らすことで絆を取り戻そうとしていた。夫妻は軍が接収した邸宅に住むことになり、ルイスは同情から、そこに住むドイツ人ルバートと彼の娘を追い出さず一緒に住むことを決める。こうして新しい生活が始まるが、ルイスは仕事で留守にすることが多く、レイチェルは孤独を募らせていく。
妻を顧みない夫に不満を募らせていくレイチェル。
美男のルバート。
ふたりは、子供と妻を戦争で亡くしていた。
まあ、それより男女の仲。
一つ屋根の下に住めば必然の恋。
セックスシーンがあるが取り立てて官能的でもない。
ただ、レイチェルを演じるキーラ・ナイトレイがお奇麗なのがメインか？
不倫映画として、可もなし，否もなし。
